友道康夫師が
サトノグランツ(牡3)と
シャザーン(牡3)の2頭出しで、歴代単独2位となる
日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)の4勝目を狙う。
友道師はこれまで
日本ダービーに11頭の管理馬を送り込んできた。16年に
マカヒキで初制覇を果たすと、18年に
ワグネリアンで2勝目。そして昨年の
ドウデュースで史上2位タイ、現役では単独トップとなる3勝目を挙げた。今年勝てば、8勝の尾形藤吉元調教師に次いで単独2位の4勝目となる。
サトノグランツは未勝利、
ゆきやなぎ賞、
京都新聞杯と3連勝中。勝ち上がりに3戦を要したものの、年が明けてから上昇気流に乗っている。まだまだ伸びシロは大きく、目下リーディングの
川田将雅騎手の手綱も心強い。
一方、
シャザーンは父
ロードカナロア、
母クイーンズリングという血統馬。
皐月賞は6着に終わったが、自慢の末脚を生かせるという意味で、直線が長い東京に替わるのは大歓迎だ。そして馬主は
マカヒキ、
ワグネリアンと同じく金子真人ホールディングス(株)。大一番でこそ不気味な馬と言えるだろう。
過去の
日本ダービー3勝は3番人気、5番人気、3番人気と、意外にも!?追う立場だった友道師。打倒
ソールオリエンスへ、その厩舎力に期待したい。
【
日本ダービーの調教師別勝利数】
・1位8勝・尾形藤吉(景造)…34年フレーモア、36年トクマサ、43年クリフジ、52年
クリノハナ、56年
ハクチカラ、61年ハク
ショウ、63年
メイズイ、77年
ラッキールーラ・2位3勝・
田中和一郎…39年
クモハタ、41年セン
トライト、51年トキノミノル
・2位3勝・大久保房松…33年カブトヤマ、55年
オートキツ、59年
コマツヒカリ・2位3勝・藤本冨良…54年
ゴールデンウエーブ、57年
ヒカルメイジ、67年
アサデンコウ・2位3勝・
友道康夫…16年
マカヒキ、18年
ワグネリアン、22年
ドウデュース