「サトノ」の冠名で知られる里見治オーナーが、
サトノグランツ(牡3、栗東・
友道康夫厩舎)で
日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)の初制覇を目指す。
里見オーナーは(株)サ
トミホースカンパニーの名義の馬も含め、これまで
日本ダービーに9頭の所有馬を送り込んでいる。15年に
サトノラーゼン、16年に
サトノダイヤモンドで2年連続2着。21年には
桜花賞2着の牝馬
サトノレイナスで参戦するなど、ダービー制覇への執念を見せたが、5着に敗退。惜しくも戴冠に届いていない。
10頭目の“
チャレンジャー”となる
サトノグランツは、
サトノダイヤモンドの初年度産駒だ。未勝利、
ゆきやなぎ賞、
京都新聞杯と3連勝中。今回がGI初挑戦だが、ここに来ての上昇度は目を見張る。7年前に2着だった父の無念を晴らし、オーナーの悲願達成となれば、これ以上ないドラマとなる。