JRAは26日、04年の
中山大障害(JGI)を勝った
メルシータカオー(セン8、栗東・武宏平厩舎)が、放牧先のMS遠野において25日の運動中に骨折し、26日に安楽死の処置が取られたと発表した。同馬は26日付で競走馬登録を抹消されている。
メルシータカオーは
父サクラユタカオー、
母ウィスパーモア(
その父マルゼンスキー)という血統。平地で8戦1勝の成績を残した後、4歳時の03年4月に障害入り。転向5戦目で勝ち上がると、03年
秋陽ジャンプS(OP)に勝ち、04年
中山グランドジャンプ(JGI)2着など徐々に力をつけ、04年12月の
中山大障害(JGI)では5番人気ながら、2着に6馬身差をつける圧勝で初重賞勝利をGIで飾った。昨年10月29日の平地戦・3歳500万下(福島・芝1800m)で14着に敗れた後、左前浅屈腱炎(全治約9か月)を発症し休養中だった。通算成績24戦4勝(うち障害15戦3勝、重賞1勝)。