◆第90回
日本ダービー・G1(5月28日、東京競馬場・芝2400メートル)=5月26日、栗東トレセン
きさらぎ賞の覇者、
フリームファクシ(牡3歳、栗東・
須貝尚介厩舎、父
ルーラーシップ)は、朝一番のCWコースに登場。ゆっくりとで2周した。はじめの1周をキャンターで終えると、残りの1周はゆっくりと歩いて心身を整えて、明日の輸送に備えた。落ち着き払った姿は頼もしく映る。
担当の山田助手は「今朝もゆったりと、落ち着いていていい調整ができたと思います」と胸を張った。前走の
皐月賞は道悪も響いて9着。ダービーでの巻き返しに向けて、在厩調整でみっちりと仕上げてきた。「いい緊張感のなかでも、馬のテンションが上がることなく調教できました。一発狙って頑張ってほしい」と同助手は意気込んだ。調教では鋭い動きを連発しており、持ち前の切れ味を良馬場で生かせれば怖い存在だ。
スポーツ報知