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【安田記念】シュネルマイスター 迫力満点 圧巻の末脚披露で三度目の正直Vなるか

デイリースポーツ
  • 2023年06月01日(木) 06時00分
 「安田記念・G1」(4日、東京)

 21年3着、22年2着のシュネルマイスターが5月31日、逆転戴冠へ向けて美浦Wで最終追い切り。折り合い良く進むと、ラストは迫力満点の末脚で好調をアピールした。2つ目のタイトル奪取へ、出撃態勢は整っている。大阪杯Vで勢いづくジャックドールは栗東CWで鋭い動きを披露。また、ソダシは新コンビの川田と息の合った動きで、栗東坂路を軽快に駆け上がった。

 三度目の正直だ。マイラーズCを鮮やかに差し切ったシュネルマイスターは、春の大一番へ向けて美浦Wでマイネルファンロン(8歳オープン)と併せ馬を行った。僚馬が刻むゆったりとしたペースにも、行きたがることなく折り合いはバッチリ。内に進路を取った直線では馬なりのままグイッと加速し、最後は半馬身前に出てフィニッシュした。6F83秒6-36秒8-11秒4。この馬にしては目立つタイムではないものの、ゴール前の加速感は迫力満点だった。

 NHKマイルCを制して挑んだ3歳時は0秒1差の3着。22年は直線で追いだしを待たされた分、ソングラインに首差及ばず2着敗退。それでも、右肩上がりの着順で挑むとあれば、誰もが“今度こそ”を期待する。手塚師も「久々にG1を勝てるチャンスだと思っている」と胸を張る。

 自信の裏付けは好調だからこそだ。動きを見届けた指揮官は「先週と比べて一段階良くなっている。明け5歳になり、うなっていくところはなくなったけど、促されてしっかり動く」と満足げな表情を見せた。「脚質的に惜しい競馬が多く、勝つ時も辛勝。だからこそ、前走で勝ち切ったことを評価したい」。勝ちみに遅い馬が、前走で約1年半ぶりに勝利。大きな起爆剤となることを期待する。

 あとは競馬の神様が味方してくれるかどうか。「マイラーズCは、開幕週で馬場が良かったのが最大の勝因」。決戦の週末は台風接近の影響により、現時点で予報は芳しくない。勝利への鍵は、馬場状態が握っているかもしれない。

 ◆調教診断 馬場の外めを回りながら楽な手応えで好時計をたたき出す、いつも通りの姿だ。太め残りを懸念していた22年と比べて、馬体が締まっている印象。それだけでなく、精神的にもイライラした面を見せていない。23年はそこまで間隔をあけずに使えており、それが心身両面に好影響を与えているのだろう。22年2着時よりも雰囲気は間違いなくいい。

提供:デイリースポーツ

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