阪神9Rの加古川特別(3歳上・2勝クラス・ダ1800m)はクールミラボー(牡3、栗東・寺島良厩舎)が不動の主役だ。

　ドレフォン産駒らしい芝ダート兼用型で、3走前のきさらぎ賞では3着の実績がある。しかし、どちらがベストかと言えば、やはりダートだ。それを証明したのは前走。逃げたルクスフロンティアが上がり3Fを12.5-12.3-12.2でまとめ、完全な押し切り態勢を築いたが、それを4角10番手から圧巻の差し切り。上がり3Fの35.8は2位より0秒8も速く、まさに桁違いの末脚だった。将来的にオープンで戦える素材であることは間違いない。

　今回は阪神替わり、さらに300mの距離短縮となるが、このコースで未勝利を楽勝しているので問題なし。捌きやすい少頭数なら紛れは少ないはずで、あっさりまであっていい。