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安田記念・G1」(4日、東京)
悲願のG1初制覇に向けて準備は整った。2日朝の
メイケイエールは、角馬場から栗東Eへ向かい、軽めの運動で息を整えて栗東での最終調整を終えた。
前走のヴィクトリアMを左前脚フレグモーネで回避したが、状態面に心配は無用。武英師は「いつも通り動けている。今週(追い切りを)やらなかったことは正解だったと思う。前進気勢で走るタイプの馬にとってはいい」と、これまでとは異なる調整方法に確かな手応えをつかむ。21年
桜花賞18着以来となるマイルの舞台。「距離は折り合えれば持つと思う。今の状態や雰囲気を見ていると、2年前のようなことは起こらなさそう」と見通しを語った。
引き当てたのは1枠2番。「この枠なら行くしかない。並びがはっきりしているのでいいと思う。あとはスタートの1歩目ですね。ジョッキーに全集中してもらいます」と主戦の池添に託した。
2歳時に新馬戦-小倉2歳S-ファンタジーSを3連勝。古馬になってからも
シルクロードS、京王杯SC、
セントウルSを勝利し、着実に実績を積んできた。肉体面、精神面ともに丁寧につくり上げてきた今、大舞台で能力を存分に発揮する。
提供:デイリースポーツ