フレ！フレ！エール！！

　今回は馬名あいさつではなく、◎の応援から入りました。エクアです。

　はい、◎メイケイエールです。白毛馬ソダシ、栗毛の逃亡者ジャックドール…と、競馬界にとどまらない人気者が出走する今回の安田記念ですが、メイケイエールも「一生懸命、全力疾走」と題された写真集を発売してオリコン上位入りするなど、知名度は負けていません。ゆえに常に人気で馬券的に扱いの難しいタイプだったものの、今回はヴィクトリアマイル回避明けのハイレベル・マイルG1。スプリンターと見なされている今、下馬評は低くなっています。

　昨秋スプリンターズS以降14、5、12着の近況については、一生懸命に走って行き過ぎて結果が出ない。折り合うように矯正を図ると、前走の高松宮記念がそうでしたが、ついて回るだけになってしまう…と説明できます。

　そこで陣営は発想を転換しました。先週土曜に追い切って今週は速い時計を出す調教をパス。「前進気勢で走るタイプで、こういった調整が合っているかも」と武英師。テンションを上げ過ぎず本番を迎えて「気持ち良く伸び伸びと走らせてあげたい」と。その心は「逃げ」の一手です。

　逃げ馬の位置を確認すると、ジャックドールは隣枠ですが中距離実績馬。ウインカーネリアンは外枠。そもそもマイラーや中距離走者とは刻んできたラップの速さが違いますから「気持ち良く」メイケイエールが走れば、必然的にハナに立つことになります。「ハナなら折り合いはつくと思う」という武英師の想定はもっともで、本能的に先頭に立ちたくて一生懸命、全力疾走するのですから、最初から先頭ならペースコントロールも可能です。【7・0・0・8】の戦績で、買うなら◎を要求してくる馬。根強いファンは別として、世間的には見切られた今回こそが狙い目。パカラッチェ！　(Vチューバー)

スポニチ