「新馬戦」(3日、阪神)
JRA2歳世代の一番星は、新種牡馬
ブリックスアンドモルタルを父に持つ2番人気
テラメリタ(牝2歳、
母テラノヴァ、栗東・須貝)。鮮やかに逃げ切って初陣を飾った。
発馬はやや戸惑ったが、押し出されるようにハナに立つと加速力を存分に披露。上がり3F最速34秒3の末脚を繰り出し、後続に3馬身半差をつけた。ルメールは「まだまだ子ども。ゲート入りするのを怖がったし、スタートの音でもびっくりしていた」と振り返りつつ、「物見はしていたけど、直線はいい加速。真面目だし、伸びしろがありそう」と高評価を与えた。
父は
BCターフなど米国の芝中距離G1を5勝し、19年米国
年度代表馬に輝いた名馬。母は須貝厩舎で4勝を挙げたゆかりの血統だ。須貝師は「追いだしてからの走りは母よりも軽く見えましたね」と頬を緩めた。
新種牡馬
ブリックスアンドモルタルを導入した吉田照哉社台グループ代表は「うれしいですね。牧場で産駒に乗っているスタッフも『
サンデーサイレンスの再来』と言ってくれていましたから。その片りんが見えましたし、(種牡馬としての)レベルの高さを再認識しました」と好発進に満足げだった。
提供:デイリースポーツ