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エリカエスティーム 恵まれた馬体、併せ馬に迫力 父のG1初制覇の地で来春桜花賞へ第一歩を

スポニチ
  • 2023年06月06日(火) 05時30分
 春の東京5週連続G1も終わり、先週から始まった2歳戦もヒートアップ。今週も東西で注目馬が初陣を飾る。東京土曜芝1600メートル戦では、宮田厩舎が送るエリカエスティーム(牝、父モーリス)が恵まれた馬格で調教でも上々の動き。ルメールを配し、デビューVの期待が高まる。

 毎年、評判馬がスタンバイする6月東京戦。血統馬エリカエスティームも評判を集めている。1歳上の半兄ダイヤモンドハンズ(牡3=池江、父サトノダイヤモンド)は昨年6月中京で新馬Vを飾り、札幌2歳Sで3着に入った。妹は昨夏セレクトセールの1歳セッションで7040万円(税込み)で落札された。500キロ近い雄大な馬格にも恵まれ、動きは目を引く。

 早い時点でゲート試験も合格済み。先週1日の1週前追いではWコース6F82秒2〜1F11秒3(馬なり)。3頭併せで余力十分に抜け出した。管理する宮田師は「この時期の2歳としては十分過ぎるぐらい。1週前なのである程度時計を出しましたが、併せに行く時の迫力も凄くいい。今週(1週前に)しっかりとやったことで、さらに反応面など上積みが見込めると思います」と手応えを得ている。

 母メチャコルタはアルゼンチンのG1馬(亜1000ギニー大賞典)。父は種牡馬としての地位を確立したモーリスピクシーナイト(21年スプリンターズS)、ジェラルディーナ(22年エリザベス女王杯)、ジャックドール(23年大阪杯)と既にG1馬3頭を出し、多彩な子を送り出している点でも評価は高い。同師は「500キロ前後ありますが、重苦しいところはありません。気持ちの面でもひと追いごとに良くなっている。1600から2000メートルまでは持つタイプと見ています」と守備範囲の広さも見込んでいる。名手ルメールを配して、10日の東京5R新馬戦(芝1600メートル)でベールを脱ぐ。日本&香港でG16勝を飾った父モーリスのG1初制覇は15年安田記念だった。偉大な父の思い出舞台で初陣Vを飾れば、来春桜花賞に一歩前進する。

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