「
函館スプリントS・G3」(11日、函館)
子供扱いとは、まさにこのことだ。
高松宮記念15着からの巻き返しを狙う
トウシンマカオは7日、函館芝で
ビップナージャ(3歳未勝利)と併せ馬。5Fから僚馬を7馬身前に見る形でスタート。道中はマイペースを貫き、3馬身近くまで詰め寄った直線入り口からは独壇場だった。鞍上の鮫島駿が軽く促すと瞬時にギアを上げ、一気に抜き去って4馬身半先着。5F61秒1-33秒7-11秒2と文句なしの瞬発力を披露した。
「追い切りでも動く馬ですからね。きょうも動きは良かったですし、洋芝の感触も悪くなかった」と鮫島駿。初の函館芝コースにも難なく対応した走りに納得の表情を浮かべると、「最近の2走はこの馬の走りができていない。能力はあんなものではないですよ」と力強く言い放った。
唯一の不安は馬場の悪化か。スピードに秀でたタイプだけに「前走ほど時計がかかるとは思わない。函館は雨予報でも降らないし、何とかもってくれれば…」。開幕週らしい絶好馬場なら、主役の座は譲らない。
提供:デイリースポーツ