スマートフォン版へ

【ラジオNIKKEI賞】新馬戦でソールオリエンスと互角の勝負を演じた大器候補、レーベンスティールが満を持しての重賞初挑戦

スポーツ報知
  • 2023年06月27日(火) 06時00分
◆第72回ラジオNIKKEI賞・G3(7月2日、福島競馬場・芝1800メートル)

 23年の中央競馬宝塚記念の25日で上半期を終え、今週から夏開催に入る。第72回ラジオNIKKEI賞(7月2日、福島)の主役はレーベンスティール。重賞初挑戦ながら、デビュー戦でのちの皐月賞ソールオリエンスと互角の勝負を演じた大器候補だ。

 勝つ時は圧勝、そして敗戦も着差はわずか。まだ底を見せていないレーベンスティールが、満を持しての重賞初挑戦だ。田中博調教師は「大きいところで、と思わせる馬。現状の完成度は低いが、いいパフォーマンスを見せてくれている」と、これまでの戦績(4戦2勝、2着2回)を評価する。

 昨年11月の新馬戦(東京・芝1800メートル)は首差で涙をのんだが、勝ち馬は皐月賞を勝ちダービー2着のソールオリエンス。G1馬と互角に渡り合った力は本物で、続く未勝利戦は3馬身半差で快勝した。2走前は不良馬場に苦戦して逃げ馬を捕らえ切れなかったが、後続には7馬身差をつけた。

 前走の1勝クラスも後続を寄せ付けない5馬身差の完勝。トレーナーは「折り合いをつけて脚を伸ばし、理想的だったと思います」と振り返る。心身で成長の余地を残しており、「かなり前進気勢が強い子で、出していくと単調になってしまう。我慢するところは我慢させて脚を使うことを心がけています」と、丁寧に調教を進めている。

 大物感は走りだけではなく、見た目にもあふれ出る。「りりしい顔が(母の父)トウカイテイオーって感じですね。非常にかっこいい。目つき、顔つきに、流星が似てるんですよ」と田中博師。G14勝の祖父に近づくためにも、ここでタイトルを手にして秋の飛躍につなげたいところだ。

 22日に美浦・Wコースで1週前追い切り(5ハロン69秒4―11秒5)を消化し、25日にも同66秒0(6ハロン83秒2)―11秒3をマークした。「体質が弱くて攻め切れないが、ちょうどいいところでやっていきたい」と指揮官。細心の注意を払いながら、残り6日間、重賞初挑戦Vに向けて一歩ずつ前進する。(西山 智昭)

スポーツ報知

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す