◆ラケダイモーンがCWで1F11秒5　異父兄ステルヴィオの高額馬が気配上昇(28日・竹村)

　ラケダイモーン(牡2歳、栗東・須貝、父レイデオロ、母ラルケット)がこの日、栗東CWで併せ馬を行った。格上を相手にしていただけにラストは手応えで見劣ったが、しぶとく食らいついて6F80秒7-11秒5と上々の時計をマーク。時間をかけてじっくりと乗り込まれ、追うごとに気配は上向いている。1歳セレクトセールで2億2000万円(税抜き)の高値で取引された一頭。異父兄にステルヴィオ、異父姉にもウンブライルが名を連ねる良血でデビュー戦が楽しみだ。

◆半兄にフェブラリーS覇者　アウトドライブが和田竜騎乗でゲートから加速(28日・浜口)

　19年フェブラリーS覇者インティの半弟にあたるアウトドライブ(牡2歳、栗東・鈴木孝、父デクラレーションオブウォー、母キティ)が栗東での初時計となったこの日、ゲートから12秒8-11秒9-14秒5を記録。鞍上の和田竜Jが気合をつけるとグンと加速し、反応の良さが非常に目を引いた。パワー、スピードともに上質で高い能力を秘めていそうだ。

◆半兄ハーツコンチェルト　ソウルアンドジャズはフットワーク軽快そのもの(28日・石渡)

　いったん放牧へ出されていたソウルアンドジャズ(牡2歳、美浦・武井、父ブリックスアンドモルタル、母ナスノシベリウス)が再入厩。この日は美浦Wを軽めのキャンターで周回した。テンションの高揚はなく、フットワークも軽快そのもの。半兄にダービー3着の僚馬ハーツコンチェルトを持つ血統馬で、父の評価も高いだけに注目が集まる。

◆坂路4F51秒4の好時計　プレイソフトリーが藤岡康で来週中京デビューへ(28日・安里)

　プレイソフトリー(牡2歳、栗東・藤岡、父タリスマニック、母ハッシュ)がこの日、栗東坂路で4F51秒4-12秒0の好時計をマーク。「体重の軽い見習い騎手が乗ったとはいえ、よく動いた。短距離で3勝している(僚馬)ブレスレスリー(4歳3勝クラス)の半弟で新馬戦向きのタイプ」と師はデビュー勝ちを狙っている。7月8日の中京5R新馬(芝1400m)へ藤岡康でデビュー予定だ。

◆祖母にダイヤモンドビコー　コイヌールが三浦騎乗で軽やかな走りを披露(28日・佐野)

　コイヌール(牡2歳、美浦・鹿戸、父リオンディーズ、母ウインジュビリー)が再入厩。この日は三浦を背に美浦Pで5F71秒6-40秒8-12秒2をマークした。軽やかな走りを見せたようにデビューに向けて調整は着々と進んでいる。祖母に重賞4勝のダイヤモンドビコーを持つ血統馬だ。

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提供：デイリースポーツ