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ラジオNIKKEI賞・G3」(2日、福島)
目下絶好調の鞍上に導かれ、3番人気の
エルトンバローズが最上の結果を手にした。道中は好位でレースを進めると、4角手前でスパートをかけ、先に抜け出した
シルトホルンを半馬身かわしてゴール。3連勝で重賞初制覇を達成した。
コンビを組んで3戦3勝の西村淳は、ゴール手前から思わず
ガッツポーズ。「いいポジションで収まり、向正面も
リラックスして走れました。道中はこれで負けたら仕方ないという感じでした」と振り返る。自身は今年、
ダイヤモンドS(
ミクソロジー)、
マーメイドS(
ビッグリボン)に続いて重賞3勝目。「結果が求められる仕事ですし、結果が出て良かったです」と笑顔を見せた。
杉山晴師も満足げだ。初勝利まで5戦を要したが、以降は破竹の連勝劇。「ハミにモタれる走りで、追ってからの甘さがあったけど、トモがパンとしてしまいまでしっかり走れるようになった」と成長を口にする。追い切りではG1馬
ジャスティンパレスのパートナーを務めた。「パレスと互角以上に動くのはこの馬くらい。パレスとともに成長しています」と看板馬との相乗効果を口にした。
今後は休養して秋に備える。師は「ここから二千は考えにくいですね」とマイル路線へ進むことを示唆。今回の重賞制覇が、秋の大舞台へ向かう大きな一歩となるに違いない。
提供:デイリースポーツ