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【グランシャリオ門別スプリント予想】第二のアザワクを探せ! 快速馬の一戦、新王座につくのはどの馬か

  • 2023年07月03日(月) 18時00分
 門別1000mといえばアザワクアザワクといえば門別1000m。それほどまでに、この舞台でのアザワクの存在感は大きかった。昨シーズン末での引退が改めて惜しまれるところだが、この重賞3連覇の記録が色褪せることはないだろう。その快速を受け継いだ子どもたちの走りが、今から楽しみである。

 稀代の快速牝馬に敬意を払いつつ、今年は敢えて、「第二のアザワク(=1000m巧者)を探せ!」というテーマで考えてみたい。

 このテーマにぴったりなのが、2020年のアザワクと同じく、3歳にして挑戦してきたスペシャルエックスだ。性別の違いはあれ、スピードを前面に出すレースぶり、また、交流重賞でJRA勢と互角に戦ったことのある実績は、両者通じるところがある。古馬のJRA一線級スプリンターを相手に、一歩も引かない先行争いを見せた北海道スプリントCは、特に注目すべき内容だろう。1000mの経験は少ないものの、巧者である可能性は高い。

 総合力で考えれば、その北海道スプリントCで3着だったスティールペガサスが最右翼である。パワーを兼ね備えたバランス型のスプリンターだけに、スピード特化型の先行馬を、1000m戦で捕まえきれるかどうかがポイントだ。もちろん、問答無用で力で捻じ伏せてしまうというのも、十分に考えられるケースではある。

 1000mでパフォーマンスを上げる可能性があるかどうかという観点でサーチすると、ベストマジックミホスローロリスが候補に上がる。どちらも1200mでもOKのタイプだが、ともすれば一本調子になりがちな馬である。気兼ねなくアクセルを全開にできるこの距離で、躍進する可能性はあるだろう。

 先行・好位勢で決着する見立てだが、高配当を狙うなら、後方待機組も押さえておくべきだ。トウカイオルデンは昨年、1000mの準重賞でアザワクの2着がある。穴人気する可能性はあるが、移籍緒戦のスマートダンディーも、実績から侮れない一頭である。

(文:競馬ブック・板垣祐介)

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