◆第59回函館記念・G3(7月16日、函館・芝2000メートル＝稍重)

　サマー2000シリーズ第2戦は4〜7歳の16頭によって争われ、クリストフ・ルメール騎手が手綱を執った単勝1番人気のローシャムパーク(牡4歳、美浦・田中博康厩舎、父ハービンジャー)が鮮やかな差し切りで2着に2馬身差をつけ、昨年9月のセントライト記念(3着)以来2度目の重賞挑戦で初タイトルをつかんだ。勝ち時計は2分1秒4。

　タイム差なしの2着争いは唯一の牝馬で4番人気のルビーカサブランカ(吉田隼人騎手)が制し、さらに頭差の3着は重賞初挑戦の2番人気ブローザホーン(岩田康誠騎手)。最近10年の開催のうち7度で3連単10万円超の配当が生まれるなど波乱傾向の強い重賞だが、3連単2万1330円の比較的平穏な決着となった。

　岩田康誠騎手(ブローザホーン＝3着)「めちゃくちゃ悔しい。最初の位置取りは想定通りだったが、2、3コーナーの入りで迷いが出たのが響いた。ハヤヤッコの内を通れば良かったのか。エンジンがかかったのはラスト1ハロン。差が差だけに、本当に悔しい」

スポーツ報知