スマートフォン版へ

【中京記念】伏兵セルバーグ快逃 松山会心騎乗「馬場状態、枠、展開、全てがいい方に」重賞初V

デイリースポーツ
  • 2023年07月24日(月) 06時00分
 「中京記念・G3」(23日、中京)

 見事な逃走劇を披露した。積極的にハナを主張した8番人気のセルバーグが、後続の追い上げを封じて重賞初制覇。サマーマイルシリーズのトップに立った。次戦は関屋記念(8月13日・新潟)を予定。自慢の快速で熱い夏を駆け抜ける。2着に2番人気のディヴィーナ、3着には1番人気のルージュスティリアが続いた。

 影をも踏ませない圧巻の逃走劇だ。70周年を迎えた中京競馬場。開設した53年から続く伝統重賞を伏兵のセルバーグが制した。

 好発を決めると、手綱を押してハナを主張。マイペースを刻み、リードを保ったまま直線へ。さらにその差を広げ、坂を駆け上がっても脚色は衰えない。懸命に追いすがる後続を1馬身半差でシャットアウト。見事な逃げ切り勝ちを決めた。

 8番人気を導いた一撃に、松山もしてやったり。「しぶとく、長く脚を使える馬なので、ハナを切って持続力が生きてくれた。最後まで衰えることなく強い競馬をしてくれました。馬場状態、枠、展開、全てがいい方に向いてくれました」と会心騎乗を振り返った。

 鈴木孝師も満面の笑みで人馬を出迎えた。「ジョッキーとも“逃げられたら逃げよう”と話していました。プラン通り。前で運べればしぶとい馬ですから」。オープン昇級後はリステッドで連敗を喫していたが、「いろいろと工夫してイレ込みがマシだった」と対応策が実を結び、重賞初Vへとつなげた。

 サマーマイルシリーズの第2戦を制し、10ポイントを加算。堂々の首位に立った。指揮官は「関屋記念を視野に、と思っています」とシリーズ第3戦をターゲットロックオン。この勝利でサマージョッキーズシリーズのトップに躍り出た鞍上も「折り合いなど気難しい面はあるけど、まだまだやってくれる馬だと思います。これからも期待したい」と意気込む。自慢のスピードを武器に、目指すは夏のマイル王だ。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す