「クイーンS・G3」(30日、札幌)
うま屋が誇るデータ班が今週の重賞レースを徹底分析。果たして、導き出された馬は?
北の大地で行われる熱き牝馬の戦い。3歳から7歳までバラエティーに富んだメンバーが顔をそろえる中、データ班があぶり出した答えは
ミスニューヨーク。今年に入って(9)(8)(11)着と成績は振るわないが、初の洋芝に活路を求めて北上。持ち味の末脚を生かし、重賞2勝の実力馬が復活を期す。
▼傾向(過去10年)
00年に夏の牝馬限定重賞として新設。13年は函館で行われた。
▼人気
1番人気〈3・3・2・2〉
2番人気〈3・0・1・6〉
3番人気〈1・0・2・7〉
4番人気〈0・2・1・7〉
5番人気〈0・1・0・9〉
1番人気の信頼度は高め。
▼所属
美 浦〈4・4・3・31〉
栗 東〈6・6・7・62〉
▼
ステップ ヴィクM〈5・4・5・9〉
マーメS〈2・2・2・16〉
NHKマ〈1・0・0・0〉
ドバイT〈1・0・0・0〉
福島牝馬〈1・0・0・7〉
OP競走〈0・1・1・10〉
準OP〈0・2・1・14〉
2勝ク〈0・0・1・13〉
勝ち馬全頭が芝1600〜2000メートルの重賞から参戦。同8頭が中10週以上のローテだった。
▼前走内容
勝ち馬9頭がVか、負けても0秒8差以内だった。
▼馬齢
3歳馬〈1・0・0・10〉
4歳馬〈5・5・2・26〉
5歳馬〈2・4・7・38〉
6歳馬〈2・1・1・18〉
7歳以上〈0・0・0・1〉
4歳馬の成績が抜けている。
▼実績
勝ち馬9頭に重賞3着以内があった。
▼決め手
逃 げ〈1・0・1・8〉
先 行〈4・4・3・26〉
差 し〈3・4・5・34〉
追 込〈2・2・1・25〉
勝ち馬7頭が前走の4角を4番手以内で通過するか、最速上がりをマークしていた。
▼注目馬 全項目をクリアした馬はゼロ。減点1が
ウインピクシス、
コスタボニータ、
ミスニューヨークの3頭。勝ち馬7頭がこのレースの前から
タイトルホルダーだったことから、当欄では3頭の中で唯一、重賞勝ちのある
ミスニューヨークをイチ推しだ。
杉山晴師「2週前はモタモタしていたけど、1週前追いはしまいの動きも良かった。前走は前に行きたかったけど、後ろからになって厳しくなった。時計がかかった時は好走しているので、それを狙っての洋芝です」
〈1週前診断〉M・デムーロを背に栗東CWで3頭併せ。6F83秒8-11秒0(一杯)をマークした。福島牝馬S11着以来でも、しっかりと乗り込まれて馬体は仕上がっており、ラストの反応も上々。動きに活気がある点がいい。
提供:デイリースポーツ