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【サッポロクラシックC予想】OP勝ち馬不在で大混戦の様相 秋に向けて弾みをつけるのは…?

  • 2023年07月26日(水) 18時00分
 全国各地で立て続けに梅雨明けが発表され、日本中がいよいよ夏の盛りである。先週からJRA札幌開催がスタートしたが、梅雨の概念がない北海道では、これがひとつの夏の合図。ちょうどその開催が終わる9月初旬までの、短い夏の到来だ。

 時を同じくして門別競馬場では、2歳戦が熱気を帯びてきた。エーデルワイス賞JBC2歳優駿、はたまたネクストスター門別という秋のビッグレースに向け、それぞれが目標を異にして歩み始める頃合いである。サッポロクラシックカップは、今年から新たに新設されたネクストスター門別へ続くステップとして、装いを新たに行われることになった。

 昨年までとはレースの諸条件が違うため、過去の傾向は参考にできない。かつ、オープンクラスの勝ち馬不在で、抜けた実績馬がいない大混戦である。手掛かりは少ないが、他のレースと同様、展開から予想することはできる。

 逃げ候補は4、5頭にも及び、先行争い激化のハイペースは明らかだ。栄冠賞がそうだったように、展開的には、末脚が確かな馬にアドバンテージが見込める。そこで浮かび上がるのは、カイコウジャズダンス、あるいはレリッシュという馬たちだ。特にカイコウは、初勝利に3戦要したものの、ここ2戦は1分14秒台で走れているように、タイムの裏付けもある。

 もうひとつ、2歳戦ならではの予想手段として、経験値に頼るという手がある。キャリアの浅い馬たちにとって、一戦毎に得られるものは大きい。栄冠賞組の3頭、キタサンヒコボシダバイエスペランサオスカーブレインには、重賞の流れ、そしてナイターを経験している強みがある。個人的には、栄冠賞で1番枠特有の窮屈な競馬を強いられた、キタサンヒコボシの巻き返しに期待している。

 初戦圧勝のリコーシャーマンや、重め残りの前走を叩いたタントゥームなども、もちろん魅力的。予想の仕方は様々だが、いずれにせよ、印がいくつあっても足りない、そんなレースである。

(文:競馬ブック・板垣祐介)

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