横山武史騎手(24)=美浦・鈴木伸厩舎=が29日、札幌11Rの
STV賞を
サンストックトンで制し、
JRA通算500勝を達成した。デビューから4505戦目での到達。6年4か月29日での達成は競馬学校卒業生としては
武豊、浜中に続く史上3位のスピード記録になる。
この日は1番人気の
ウインルピナスで勝った3Rでリーチをかけ、メインレースでようやく大台に到達。「もちろん午前中に達成したかったんですが、土曜日のうちに勝てて良かったです」と本音がこぼれた。
しかも、全14戦中12戦で手綱を執ってきた思い入れの深いパートナーでの達成。「デビューした時からお世話になっている加藤ステーブルさんの馬でしたし、この馬に対する思いも色々あったので、結果を出すことができて良かったです」と笑みがこぼれる。待ちに待ったオープン入りに、検量室前ではオーナーと固い握手を交わし、抱き合って喜んだ。
来月には大一番の
札幌記念・G2(20日、札幌)でダービー馬の
シャフリヤールと初めてコンビを組み、昨年は13位に終わったWASJ(同26、27日、札幌)にも2年連続の出場が決まっている。この夏も横山武から目が離せない。(玉木 宏征)
スポーツ報知