21年ダービー馬で、ドバイシーマクラシック5着以来、5カ月ぶりとなるシャフリヤール(牡5＝藤原)が16日、札幌記念(8月20日、札幌芝2000メートル)に向けて最終追いを行った。先週に続き新コンビを組む横山武が駆けつけ、函館芝コースでトウカイカグラ(3歳未勝利)を5馬身ほど追走してスタート。直線内から気合をつけられ、約1馬身半先着した。時計は6F65秒9〜ラスト1F11秒8。

　2度目のコンタクトとなった横山武は「早めに抜け出しすぎないことと、ムチを入れたときの反応を見てみたかったので、その2点を重点にやりました」と意図を説明し「直線に向いた時には思ったより離れすぎていましたけど、結果的には凄くいいタイミングでかわせました。ムチを入れたときの反応も鋭かったですし、素軽さを増していました」と先週からの上昇ムードを伝えた。「抜け出したら遊ぶしぐさは変わらずありましたけど、そのあたりも確認できて良かったです」と手応えを得ていた。

　レースに向けて「もう一段階動けるかなというイメージはあります。それは競馬で出してくれたら。ペースも違いますし、馬の雰囲気も変わると思うので」と期待を込めた。

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