JRAは28日、昨年の
武蔵野S(GIII)を勝った
シーキングザベスト(牡6、栗東・
森秀行厩舎)が、同日付で
JRA競走馬登録を抹消すると発表した。来年から米・ケンタッキー州のヒルンデイルファームにて種牡馬入りし、初年度の種付料は7500ドル(約86万円)を予定している。
シーキングザベストは、
父Seeking the Gold、
母Mackie(
その父Summer Squall)という血統の愛国産馬。伯父に93年
ケンタッキーダービー(米G1)を制したシーヒーロー
Sea Heroがいる。02年キーンランドセプテンバーセールにて100万ドルで落札されていた。
04年4月にデビュー。
JRA2戦0勝で北海道に転厩し、移籍初戦で初勝利を挙げると現厩舎に再転入。昨年は重賞初制覇となった
武蔵野Sなど5勝を挙げて本格化した。今年は
根岸S(GIII)2着、
フェブラリーS(GI)6着の後、
ドバイゴールデンシャヒーン(首G1)に出走して11着。それ以来約7か月ぶりの出走となった27日の
武蔵野S(11着)が最後のレースになった。通算成績22戦9勝(うち地方3戦1勝、海外1戦0勝、重賞1勝)。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。