ひまわり賞を制した
テイエムチュララン(牝2、栗東・
畑端省吾厩舎)が
小倉2歳ステークス(2歳・GIII・芝1200m)で重賞初制覇を狙う。
テイエムチュラランは父
リアルインパクト、
母テイエムチュラサン、母の
父タイキシャトルの血統。母は04年の
ひまわり賞の勝ち馬で、05年には
アイビスサマーダッシュを制覇。今世紀の九州産馬では屈指のスピードの持ち主だった。チュラランも母を彷彿とさせる快足馬で、新馬→
ひまわり賞と逃げて2連勝。2戦続けて直線でモタれたように幼さが残るが、逆に言えば伸びシロは十分にある。
近年は九州産馬の活躍が目立ち、
ヨカヨカが21年の
北九州記念、
イロゴトシが今年の
中山グランドジャンプを制している。
テイエムチュラランが勝てば、98年の
コウエイロマン以来、25年ぶりとなる九州産馬の
小倉2歳S制覇。一般馬を蹴散らしてのタイトル奪取を期待したい。