スマートフォン版へ

【新潟記念】小林美駒騎手、重賞初騎乗は「うれしさとドキドキが同じくらい」イーサンパンサーにテン乗り

スポーツ報知
  • 2023年09月01日(金) 08時05分
◆第59回新潟記念・G3(9月3日、新潟・芝2000メートル)

 サマー2000シリーズ第5戦、第59回新潟記念・G3(3日、新潟)の出走馬が31日、確定した。イーサンパンサーとのコンビで重賞初騎乗を果たすことになったルーキーの小林美駒騎手(18)=美浦・鈴木伸厩舎=はこの日、地元での重賞デビューへ向け、「うれしさとドキドキが同じくらい」と初々しく意気込んだ。

 まさに“晴天のへきれき”だった。小林美が自身の重賞初挑戦を知ったのは30日の夕方。「(騎乗馬を管理する中野)先生から電話をいただいて、最初は本当かなって…。その後すぐネットで記事になったのを見て、実感が湧いてきました」。地元・新潟での桧舞台、18歳のルーキーにはプレッシャーも大きいのだろう。吉報から一夜明けたこの日、笑顔で意気込みを語りながらも、その表情には確かな緊張感が漂っていた。

 「うれしさとドキドキが同じくらいですね。私なんかで大丈夫かなって思いますけど、レースではしっかり切り替えて、持っている技術を全部出せるようにしたいです」。テン乗りになるイーサンパンサーは連闘での重賞初挑戦。近走も2桁着順が続いているが、最軽量のハンデ52キロでのトライだ。「何があるか分からないですし、切符をもらったからには全力で乗れるように頑張ります」と弱気にはなっていない。

 今夏の新潟にフル参戦し、先月12、13日に初の2日連続勝利を達成。13日の6Rでは18番人気のサンドロップで3着に入り大波乱を演出するなど、好騎乗が光る。そのかいあってか先週は自身最多の土日13鞍に騎乗と、信頼も厚くなってきている。「声をかけてくださることが増えたので、頑張らないとなと思いますね。外回りはどこで追い出すのか難しいですけど、落ち着いて乗りたいです」と、静かに力を込めた。

 競馬好きの両親に連れられ子供の頃から通い詰めた新潟競馬場。小学4年生で騎手を志して通い出した乗馬センターでは、10、11年と連覇したナリタクリスタルにまたがった経験があるなど縁が深いレースでもある。「地元で最後の週に重みのある特別なレースに乗せてもらえるので、恥じないような競馬をしたいです」。毎週レースを見に来てくれているという家族の前で、こん身の騎乗を見せる。(角田 晨)

小林美駒(こばやし・みく)

▽生まれ 2005年3月19日、新潟県生まれ。18歳。

▽所属 美浦・鈴木伸尋厩舎。兄弟子は横山武史

▽成績 23年3月4日の中山2R(ワクワクタロー)でデビューし、11着。4月4日、地方の川崎で初勝利。同9日の福島5R(アシャカタカ)でJRA初勝利。通算6勝。

▽サイズ 153・0センチ、46・1キロ。

▽同期 美浦の石田、小林勝、佐藤、栗東の河原田、田口。

▽好きなアイドル 韓国の男性グループ「SHINee」。

スポーツ報知

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す