札幌11Rの第58回札幌2歳ステークス(2歳GIII・芝1800m)は3番人気セットアップ(横山武史騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分50秒5(稍重)。4馬身差の2着に4番人気パワーホール、さらに3馬身半差の3着に2番人気ギャンブルルームが入った。

　セットアップは美浦・鹿戸雄一厩舎の2歳牡馬で、父デクラレーションオブウォー、母スリーアロー(母の父アルデバランII)。通算成績は3戦2勝。

レース後のコメント

1着　セットアップ(横山武史騎手)
「テンションが上がりやすいですが、人間に対して素直で、乗っていても操縦しやすいです。馬場が結構悪かったので外と内とで迷いましたが、ダートもこなせそうな走りをしているので、この馬を信じて内に行こうと思いました。想像以上に強かったですね。これほど離せるとは思わなかったです。距離的には2000mよりはマイルの方が合っていそうな感触がありますが、現状特に大きな癖もないですし、鹿戸雄一厩舎とのコンビでエフフォーリア以来の重賞勝ちとなったことは僕にとっても厩舎的にも士気が上がると思いますし、楽しみです」

(鹿戸雄一調教師)
「強かったと思います。落ちついて走って、最後もしっかりとしていて、よくがんばりました。力をつけていたと思います。これでひと休みして、成長をうながし、次はホープフルSか朝日杯FSになるかと思います」

3着　ギャンブルルーム(松山弘平騎手)
「一度使って動きが良くなり、スタートして持ったままで、3番手になり、センスも良くなっていたと思います。今日は馬場の適性が出ましたが、その中でふんばっていました。まだこれからの馬です」

4着　マーゴットソラーレ(佐々木大輔騎手)
「道中はいいところにはまりましたが、レースは前残りの展開でした。まわりの馬も速く、その中でよくがんばってくれたと思います」

5着　トレミニョン(西村淳也騎手)
「スタートして1歩目でつまずきました。その後はリズム良く追走出来ました。まだこれからの馬です」

6着　ガイアメンテ(武豊騎手)
「すごくイレ込んでいました。心配していたことが全部出てしまいました。レース前に終わってしまった感じでした」

9着　ウールデュボヌール(C.ルメール騎手)
「もっと距離が欲しいです。この馬場で、スタートからハミをとって行きませんでした」

ラジオNIKKEI