スマートフォン版へ

【札幌2歳S】セットアップ、圧逃4馬身差で初タイトル!横山武史騎手は父・典弘騎手と重賞初の親子ワンツー

スポーツ報知
  • 2023年09月03日(日) 06時15分
◆第58回札幌2歳S・G3(9月2日・札幌競馬場・芝1800メートル、稍重)

 第58回札幌2歳S・G3は2日、札幌競馬場で行われ、単勝3番人気のセットアップが後続に4馬身差をつける逃げ切りで初タイトルを手にした。鞍上の横山武は2着のパワーホールに騎乗した父の横山典と重賞で初の父子ワンツーとなった。1番人気のガイアメンテ(武豊)は6着だった。

 ファンに向けて真っすぐ掲げた左手が輝ける未来への道しるべだ。横山武とセットアップが影をも踏ませぬ逃走劇で出世レースを制した。2着には父の横山典が騎乗するパワーホールが入り、重賞で初となる親子ワンツーも決めた。鞍上は「想像以上に強かった。こんなに離せるとは思わなかった」と目を丸くした。

 スタートがすべてだった。最終週に加え、直前に降った雨で稍重の発表以上に重い馬場だったが、ポンと発馬を決めるとハナへ。スローに落としてから、3角では早め、早めに動き、後続に脚を使わせた。手応えよく迎えた直線で突き放し、後続に4馬身差。「外か内か迷ったが、ダートもこなせそうな走りをしているので、馬を信じて内に行った」と冷静に振り返る好判断が勝利へと導いた。

 横山武&鹿戸厩舎での重賞勝利はエフフォーリアで制した21年の有馬記念以来。横山武は「鹿戸厩舎とのコンビでエフフォーリア以外でも重賞を勝てたことは、僕的にも厩舎的にも士気が上がる」と力を込めた。今後はいったん放牧に出され、朝日杯FS(12月17日、阪神)かホープフルS(12月28日、中山)が大目標になる予定。北都で得た自信を胸に、大舞台へと飛躍する。(松末 守司)

 ◆セットアップ 父デクラレーションオブウォー母スリーアロー(父アルデバラン2)。美浦・鹿戸雄一厩舎所属の牡2歳。北海道新ひだか町・フジワラファームの生産。通算成績は3戦2勝。総獲得賞金は3976万4000円。重賞初勝利。馬主は嶋田賢氏。

スポーツ報知

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す