エイシンヒカリ産駒の
エイシンスポッター(牡4、栗東・
吉村圭司厩舎)が、
セントウルステークス(3歳上・GII・芝1200m)で重賞初制覇を狙う。
エイシンスポッターは父
エイシンヒカリ、
母マーゼリン、母の父
バラシアの血統。ここまで14戦5勝。デビュー当初は苦戦が続いたが、芝ス
プリント路線に転じて一変。トントン拍子にクラスの階段を駆け上がり、前々走の鞍馬Sでオープン初勝利を果たした。前走の
CBC賞は展開不向きで6着に終わったが、重賞でも決め手を秘めている。
エイシンヒカリ産駒はこれまで
JRA重賞で延べ16頭が走り、21年
ローズSの
エイシンヒテンの2着が最高着順。中距離の逃げで鳴らした父とは180度違い、短距離の追い込みで開花した孝行息子が父にタイトルを届けることができるか、注目の一戦となる。