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【紫苑S】唯一の重賞ウィナー エミューは直線で伸び切れずに9着 Mデムーロ騎手「瞬発力に少し欠けた感じ」

スポーツ報知
  • 2023年09月09日(土) 17時06分
◆第8回紫苑S・G2(9月9日、中山・芝2000メートル=稍重)

 今年からG2に格上げされた秋華賞トライアルは3歳牝馬17頭によって争われ、横山典弘騎手が騎乗した単勝4番人気のモリアーナ(美浦・武藤善則厩舎、父エピファネイア)が鮮やかに差し切り、重賞初勝利を収めた。横山典騎手は55歳6か月18日での重賞勝利。これは2021年レパードS柴田善臣騎手を抜くJRA史上最年長重賞勝利だった。勝ち時計は1分58秒0。

 2着に単勝2番人気のヒップホップソウル(横山武史騎手)、3着に単勝9番人気のシランケド(国分恭介騎手)が続き、以上3頭が秋華賞(10月15日、京都)の優先出走権を獲得した。

 クリストフ・ルメール騎手(キミノナハマリア=4着)「いい競馬はできたし、直線も来てはいたけど、坂を上がってからいっぱいになってしまった。それでもいいパフォーマンスはしてくれた」

 石川裕紀人騎手(ミシシッピテソーロ=5着)「折り合いよく、理想的な競馬はできたが、結果的に距離が長かった。適距離なら重賞のメンバーでもやれると思う」

 松若風馬騎手(ミタマ=6着)「内枠を生かす競馬をしようと思い、ポジションも並びも思っていた位置で競馬できました。プラス12キロも成長分で、馬は良くなっていました」

 石橋脩騎手(フルール=7着)「初めて厩舎に来た時に乗ったが、そのときより精神的に成長していたし、体も動いている。ペースが速かったなかで、しまいよく伸びてくれた」

 永野猛蔵騎手(ニシノコウフク=8着)「トモ(後肢)に弱いところはあるけど、背中はすごくいい馬でした。内ラチ沿いから脚をため、4角でもいい手応えだったが、決め打ちしたぶん、少しさばくのに時間がかかってしまいました」

 ミルコ・デムーロ騎手(エミュー=9着)「スタート良く、いい位置で競馬はできたが、瞬発力に少し欠けた感じで最後の伸びもジリジリだった」

スポーツ報知

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