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【京成杯AH】ソウルラッシュ重賞V2 トップハンデ59キロなんの 充実の5歳秋、マイル王へ向け弾み

デイリースポーツ
  • 2023年09月11日(月) 06時00分
 「京成杯AH・G3」(10日、中山)

 松山騎乗の2番人気ソウルラッシュが59キロのトップハンデを問題にせず、直線力強く伸びて重賞2勝目をつかんだ。トップハンデ馬の勝利は07年キングストレイル以来16年ぶり。2着に5番人気のウイングレイテスト、3着には8番人気のミスニューヨークが続いた。松山は逆転でサマージョッキーシリーズ初優勝を飾った。

 最後のひと押しでねじ伏せた。ソウルラッシュが59キロのトップハンデをものともせず、昨年のマイラーズC以来となる2つ目のタイトルをもぎ取った。

 開幕週の良馬場。スタートを決めて、スッと4番手に収まった。グラニットが1000メートル通過57秒0と2番手以下を5馬身近く離して逃げたが、乱ペースにも惑わされず自分のリズムを刻む。「脚もたまっていたし、伸びてくれる」。松山が確信を持って追い出すと、先に抜け出したウイングレイテストを首差差し切った。

 松山はこの勝利で、サマージョッキーズシリーズを逆転V。「59キロを背負っていましたが、強い競馬でした」と相棒をたたえ「まだまだ良くなる」と高みを見据えた。

 昨年のマイルCSを4着で終え、G1制覇への期待を膨らませて今年を迎えた。しかし安田記念では9着完敗。池江師は「少しハツラツさを欠く感じだった」と振り返る。「今週の追い切りもはじけ切れてなかったが、安田記念よりは良かった。まだ良くなる」と伸びしろを強調する。

 年末には「香港マイル(12月10日・シャティン)も視野に入れたい」(同師)というプランもあり、次走はマイルCS(11月19日・京都)直行か、富士S(10月21日・東京)を挟むか熟考する構え。5歳の秋、確かな実力と勢いを追い風にマイル王へ突き進む。

提供:デイリースポーツ

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