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【ローズS】「上がりバカ一代」への回帰 デビューから最速上がり3連発のブレイディヴェーグをピックアップ!

東京スポーツ
  • 2023年09月15日(金) 18時01分
【真VU作戦】目下、絶不調のVU仮面。その折れかけた心をかろうじて支えているのは、心の師と仰ぐ「近代空手の祖」大山倍達総裁から受け継いだ魂。ならば取るべき手段はただひとつ。GIIローズS(17日=阪神芝外1800メートル)を前に、あの「上がりバカ一代予想」への回帰を宣言した。

 偉大なる格言「夏は牝馬」に触発され、先週は「秋は3歳馬」という新格言を“捏造”してみたものの…。セントウルSではわざわざ1番人気馬(ビッグシーザー)を推奨した挙げ句に、10着惨敗を喫する最悪のシナリオが完成してしまった。せめて他の3歳馬が馬券に絡んでいれば、まだ体裁は保てたのだろうが、京成杯AHを含めた東西重賞で「3歳馬全滅」では言い訳のしようがない。やはり長い歴史に裏打ちされてこその格言。付け焼き刃では結果は見えていたか…。

 夏競馬はほぼほぼ壊滅。しかし、そんな当欄にも「好調期」は確かに存在した。もはや頼れるのは過去の栄光のみ。馬券的な妙味のあるなしは別にして、一応は当たっていた春競馬のころに再三、提唱していた、あの予想法を復活させようと思う。そう、「上がりバカ一代予想」である。

 その名の通り、ただひたすら「上がり」の価値だけを追求していく。この予想スタンスがローズSには非常に有効な手段であることは歴史が証明している。2013〜22年までの過去10年で上がり最速を駆使した馬の着順を列記すると、2→2→2→1→1→6→1→4→1→2着。なんと連対率80%の高打率を叩き出しているのだ。

 えっ、近3年は今年の阪神芝外1800メートルとは舞台が違うだろって? 実はその中京芝2000メートルで施行された20〜22年を除く、当舞台の過去10年(10〜19年)でも2→2→5→2→2→2→1→1→6→1着で同じく連対率80%。ローズSでの「上がりバカ一代予想」の有効性がお分かりいただけただろう。

 では肝心の今年、最速上がりを駆使する馬は? 前述のすべての期間(10〜22年)で上がり最速をマークした馬には「共通項」がある。オークスからの直行馬を除けば、すべての馬が「前走で1〜2位の上がりをマーク」していたのだ。今年もオークスからの直行馬は無印にはできないにしても、「上がりバカ一代」になる以上、真の狙い馬は前走で上がり最速をマークした馬からピックアップしたい。

 今年は条件戦からの臨戦馬が多数のため、それに伴い該当馬も多いのだが、速い上がりの“再現性”ではブレイディヴェーグが群を抜いている。何せ新潟芝外1800メートル新馬戦2着=上がり32秒3(次位に0秒2差)→東京芝1800メートル未勝利戦(牝)1着=33秒3(0秒5差)→東京芝2000メートル1勝クラス1着=33秒6(0秒3差)とデビューから最速上がり3連発を記録している馬なのだから…。

 この確固たる上がりデータを見た後なら、1勝クラス勝ち直後の“格下馬”に名手ルメールが騎乗することにも納得いただけることだろう。

(VU仮面)

東京スポーツ

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