◆第77回
セントライト記念・G2(9月18日、中山・芝2200メートル、良)
牡馬クラシック最終戦、
菊花賞の
トライアル(3着馬まで優先出走権)重賞は15頭で争われ、単勝2番人気でジョアン・モレイラ騎手騎乗の
レーベンスティール(牡3歳、美浦・
田中博康厩舎、父
リアルスティール)が中団からレースを進めると馬場の真ん中から力強く差し切った。前走の
ラジオNIKKEI賞3着から巻き返し、重賞初制覇。春はクラシック出走がなかったが、最後の1冠へ向けて弾みをつけた。勝ち時計は2分11秒4。
モレイラ騎手は18年11月24日の
京都2歳S(
クラージュゲリエ)以来、4年10か月ぶりとなる
JRA重賞5勝目。
2着に1・6倍と断然の1番人気
ソールオリエンス(
横山武史騎手)、3着に3番人気
シャザーン(
岩田望来騎手)が入った。3番人気までで上位3着までが決まり、堅い決着となった。
三浦皇成騎手(
ウインオーディン=6着)「叩いて馬の状態は良くなっていました。ゲートは出たんですが、人気馬の後ろでマークする形でいきました。2着には離されたんですが、最後は詰め直していたので、成長は感じました。折り合いがカギなんですが、今日の感じなら距離は延びても大丈夫そうですね。ここにきて馬がしっかりしてきてくれたと思います」
大野拓弥騎手(
シルトホルン=7着)「前に壁をつくって、ロスのない競馬ができました。道中の感じはよかった。一戦一戦良くなっているのを感じました」
吉田豊騎手(
アームブランシュ=9着)「スタートが出なかった。もう少し馬込みで競馬がしたかったです。他力本願なので自分から動けないが、最後は脚を使っていて、これからの馬ですね。徐々に力をつけてきている」
松山弘平騎手(
ウィズユアドリーム=10着)「スタートが良くて、自分のリズムでいい形で運べました。相手も強かったですし、まだこれからの馬です」
嶋田純次騎手(
シルバープリペット=11着)「スタートはポンと出てくれて出していったが、最初の坂で少し進みが悪かった。その後はゆっくりと運んで、せこく内を回るような形になりました。4コーナーも上位の馬たちと一緒に動けていけたが、最後の坂で踏ん張れないような形でした」
菅原明良騎手(
コレオグラファー=12着)「ゲートの中がうるさくて出られませんでしたが、前に行った方がいいタイプなので無理にでも出していきました。そのぶんハミをかんでしまって、リズムがよくありませんでした」
田辺裕信騎手(
グリューネグリーン=14着)「雰囲気は悪くない。積極的に運んでいったけど、最後は力尽きました」
松岡正海騎手(
コスモサガルマータ=15着)「中山コースで手前を替えすぎていました。その度に
バランスを崩す感じで、ワンターンの方がいいです」
スポーツ報知