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【セントライト記念】レーベンスティールがモレイラ騎手に導かれ重賞初制覇 新馬以来の対決、ソールオリエンスにリベンジ成功

スポーツ報知
  • 2023年09月19日(火) 06時05分
◆第77回セントライト記念・G2(9月18日、中山・芝2200メートル、良)

 菊花賞(10月22日、京都)トライアルの第77回セントライト記念・G2が18日、中山競馬場で行われ、単勝2番人気のレーベンスティールが直線で抜け出し、重賞初制覇を飾った。鞍上のジョアン・モレイラ騎手(39)=ブラジル=は約4年10か月ぶりのJRA重賞制覇。1番人気で2着だった皐月賞ソールオリエンス(横山武)、3着のシャザーン(岩田望)までが優先出走権を獲得した。

 完勝でリベンジ達成だ。レーベンスティールは馬場の真ん中に導かれると、モレイラのゴーサインに瞬時に反応。その2、3馬身後方から同じくソールオリエンスもスパートを開始したが、急坂を上がっても両馬の差は詰まらない。最後まで馬体を併せることなく、1馬身3/4差をつける快勝だった。

 昨年11月の新馬で首差2着に敗れた皐月賞馬との再戦を制しての初タイトル。モレイラにとっては18年11月の京都2歳S以来、4年10か月ぶりの重賞制覇だ。「良い馬だと分かっていたので、今日は自信をもって臨んだ」と短期免許最終日を3勝の固め打ちで締めくくった鞍上は胸を張った。

 道中は馬群の中でしっかりと折り合わせ、好位勢を前に見る形。しかし、勝負どころから迷わずに進路を外へ求めた。スムーズに内から外へ導くと、直線では上がり最速の33秒9。一枚上の末脚を引き出した。田中博調教師が「テンションを高ぶらせない、絶妙なところで乗ってくれた」と好騎乗を絶賛すれば、キャロットファームの秋田博章社長も「うまく乗ってくれた。さすがマジックマン」と賛辞の言葉を並べた。

 トライアルで最高の結果を出したが、秋田社長は「一生懸命走ったし、ビシッと仕上げたので今後は疲労度を見てから」と次戦を明言せず。今後の動向には当然、注目が集まる。「特別な馬になる可能性が非常に高い」と絶賛したモレイラは今年中に再び日本で短期免許を取得予定。コンビ再結成でのG1挑戦も夢ではない。(西山 智昭)

 ◆レーベンスティール 父リアルスティール母トウカイライフ(父トウカイテイオー)。美浦・田中博康厩舎所属の牡3歳。北海道日高町・広富牧場の生産。通算6戦3勝。総獲得賞金は8405万9000円。重賞初勝利。馬主は(有)キャロットファーム。

スポーツ報知

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