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【凱旋門賞】5戦無敗V有力3歳馬エースインパクト C・デムーロ自信「大物感半端ない」

スポニチ
  • 2023年09月29日(金) 05時17分
 フランスG1「第102回凱旋門賞」は28日、出走馬15頭と枠順が確定した。日本から参戦するスルーセブンシーズ(牝5=尾関)は5番ゲートに入った。ブックメーカーが1番人気に支持する地元フランスのエースインパクト(牡3=JC・ルジェ)は8番ゲート。5戦無敗の3歳馬とコンビを組むのは、日本でもおなじみのクリスチャン・デムーロ(31=イタリア)。フリーライターの平松さとし氏が、決戦を前にした胸の内に迫った。

 2日後に迫った凱旋門賞。今年は例年より少ない頭数での大一番となりそうだが、実績馬がそろっている。日本から挑戦するスルーセブンシーズがどこまでやれるか?

 迎え撃つ欧州勢の中でも、最有力視されるのがエースインパクトだ。今年のフランスダービー馬で、年明け1月のデビューから5戦無敗。手綱を取るのは日本でもおなじみのクリスチャン・デムーロ。仏ダービーは直線大外から鮮やかな後方一気を決めた。強烈な末脚をC・デムーロは「彼のストロングポイント。最後は確実に伸びてきます」と評価する。

 エースインパクトは25日の月曜日に最終追い切りを行った。状態面については「日本では水曜日の最終追い切りが多いですが、こちらでは月曜か火曜が多いです。ドーヴィルで追ったのですが動きは良く、良い状態を保っているといえるでしょう」と好感触だ。

 無傷の5連勝は1900〜2100メートル。凱旋門賞の2400メートルは今回が初めてとなるが、鞍上は全く意に介さない。「最後に伸びる競馬をするので、デビュー当初から2400は問題ないと思っていました。何も心配はありません」

 エースを管理するルジェ師とC・デムーロのタッグは、20年にソットサスで凱旋門賞を優勝した。「ソットサスも素晴らしい馬なのは間違いない。でも、ジャン(ルジェ師)とも話しているのですが、エースインパクトの大物感は半端ありません。正直、期待はかなり大きいです」。3年ぶりの大一番制覇へ自信をのぞかせる。

 唯一の懸念材料と思える距離に問題がないとなれば、この馬が今年の凱旋門賞の最有力候補となるのは間違いないだろう。日本から挑戦するスルーセブンシーズにとっても、かなりの強敵である。(平松 さとし)

 ◇クリスチャン・デムーロ 1992年7月8日生まれ、イタリア出身の31歳。兄ミルコはJRA所属の騎手。09年イタリアでデビュー。11年に短期免許を取得し南関東競馬で騎乗。同年にイタリアで初のリーディングに輝く。12年にJRA短期免許を初取得。13年桜花賞(アユサン)でJRA・G1初制覇。16年仏1000ギニー(ラクレソニエール)でフランスG1初制覇。

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