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【凱旋門賞】スルーセブンシーズと欧州の強豪が激突 日本馬31頭目の挑戦で悲願なるか

  • 2023年10月01日(日) 18時08分
 10月1日(日)にフランス・パリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(3歳上牡牝・仏G1・芝2400m)。今年は15頭立てで、日本からはスルーセブンシーズが参戦する。

 渋った馬場での開催が多い凱旋門賞だが、今年は良〜稍重が濃厚で、軽い馬場を得意とする日本馬にとっては追い風。だが、馬場を克服しても、無敗の仏ダービー馬エースインパクトをはじめ、世界の強豪14頭が立ちはだかる。

 これまで日本調教馬は計30頭(33回)が挑んできたが、12年・13年のオルフェーヴルなど4度の2着が最高。今年こそ“日本競馬の悲願”なるか。発走予定時間は日本時間の23時5分。主な出走予定馬は以下の通り。

スルーセブンシーズ(牝5、日・尾関知人厩舎)

 3月の中山牝馬Sで重賞初制覇を飾ると、続く宝塚記念では世界ランキングトップイクイノックスをクビ差まで追い詰める2着。ハマった時の末脚は現役屈指といえるだろう。父はドリームジャーニーで、世界に強いステイゴールドの血を引いている点も魅力。今年こそ悲願達成に期待がかかる。

フクム(Hukum、牡6、英・O.バローズ厩舎)

 ひとつ下の全弟は22年の欧州年度代表馬に輝いたバーイード(Baaeed)という良血馬。昨年6月のコロネーションCで待望のG1タイトルを手にすると、今年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSでタフな馬場を克服して再びビッグタイトルをつかんだ。重賞8勝馬がさらに実績を積み上げるか。

■エースインパクト(Ace Impact、牡3、仏・JC.ルジェ厩舎)

 今年1月の未勝利戦を快勝してキャリアをスタートさせ、そのまま連勝を伸ばして仏ダービーを無敗かつコースレコードで制覇。前走のギヨームドルナノ賞も快勝し、凱旋門賞には堂々1番人気で参戦する。無敗Vなら13年トレヴ以来、10年ぶりの快挙。日本馬の前に高い壁となって立ちはだかる。

コンティニュアス(Continuous、牡3、愛・A.オブライエン厩舎)

 日本のパカパカファームで生産されたハーツクライ産駒で、今年の英セントレジャーを制している。当初、凱旋門賞に登録はなかったが、追加登録料12万ユーロ(約1900万円)を払って意欲の参戦。愛国の名伯楽が送り出すクラシックホースが、2つ目のG1タイトルをつかみ、再び凱歌を挙げるか。

ファンタスティックムーン(Fantastic Moon、牡3、独・S.シュタインベルク厩舎)

 今年の独ダービーを制して同国の3歳頂点に輝き、古馬初対戦のダルマイヤー大賞でも2着に入った。前走のニエル賞は初の国外遠征ながら快勝。その後はジャパンCやBC遠征も視野に入れていたが、馬場や長距離遠征を考慮して追加登録。ドイツ調教馬では史上4頭目の凱旋門賞制覇を目指す。

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