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【佐賀競馬】砂入れ替えで逃げ馬が躍進! 驚異の5割超えで馬券圏内

  • 2023年10月06日(金) 17時00分
 来年のJBC初開催に向けて盛り上がりを増す佐賀競馬。8月31日のサマーチャンピオンJpnIIIでは場内が華やかに装飾されるなど、準備が着々と進んでいる。そのサマーチャンピオンではサンライズホークがオープン初勝利にして重賞初制覇を飾ったほか、九州チャンピオンシップではミスカゴシマが1年8カ月ぶりの重賞Vを遂げた。

 そんな今夏の佐賀競馬は、8月上旬に砂を全面入れ替え。これは定期的なメンテナンスの一環なのだが、気になるのはレース傾向の変化だ。砂を全面入れ替えして以降のレースでは、逃げ残りが多く見られるようになった。下記は入れ替え前後での比較。

【勝率】
逃げ 22.9%→32.0%
先行 13.9%→11.8%
【3着内率】
逃げ 47.3%→53.9%
先行 39.6%→34.7%

※左:入れ替え前(2023年6月〜7月)、右:入れ替え後(2023年8月〜9月)

 逃げ残りが多くなった反面、先行馬は勝率、3着内率ともにやや減少。砂を入れ替えた影響はまだしばらくは続く可能性があり、逃げ馬重視の予想をした方が良さそうだ。なお、差しや追い込みに関しては有意差は見られなかった。

 ジョッキーでは引き続き飛田愛斗騎手(21歳)、山田義貴騎手(19歳)がリーディング1位、2位。「ミスターほとんどパーフェクト」の異名を持つベテラン・山口勲騎手は7月1日に負傷して休養していたが、9月10日に復帰した。直後に園田競馬場で行われたゴールデンジョッキーカップでは武豊騎手と同ポイントを獲得しながらも、「最上位着順を記録した者が上位」というルールで惜しくも優勝を逃したが、総合2位で存在感を示した。

 10月1日には新設重賞・ネクストスター佐賀が行われた。地元の2歳馬限定戦で、全日本的なダート競走の体系整備に伴って実施される1着賞金1000万円という高額レース。ウルトラノホシが前走・九州ジュニアチャンピオン4着から巻き返して勝ち、2歳チャンピオン候補に名乗りを上げた。こちらはダート1400mの短距離戦だが、同月22日にはダート1800mのカペラ賞もあり、2歳秋の早い時期から得意距離を究めることができるローテーションとなっている。2歳戦はさらに盛り上がっていく。

 また、2歳ではJRAで珍名馬として注目を集めたトンコツラーメンが佐賀に移籍。その名の通り九州産馬で、現在は北村欣也厩舎に所属している。佐賀競馬場内には「龍ラーメン」という豚骨ラーメンの人気店があるが、負けず劣らずの人気に推される走りが期待される。

 さらに古馬重賞も年末に向けて盛り上がりを見せ、目玉は有馬記念当日の12月24日に行われる中島記念有馬記念同様、ファン投票によって出走馬が決定されるとあって、ファンも一緒にレースを作り上げることができる。

(文・大恵陽子)

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