今年3月の
ドバイSCで
イクイノックスの2着、前走の
凱旋門賞でも2着と、各国のG1戦線で活躍した
ウエストオーバー(Westover、牡4、英・R.ベケット厩舎)が故障のため引退することがわかった。『At The Races』をはじめ、複数の海外
メディアの公式X(旧Twitter)が報じている。
ウエストオーバーは父
Frankel、
母Mirabilis、母の
父Lear Fanという血統の英国産馬。伯母に03年の仏
オークス(仏G1)、
ムーンランドロンシャン賞(仏G1)を制した
Nebraska Tornadoがいる。
21年8月にサンダウンの未勝利戦でデビューし初白星を挙げると、22年4月のクラシック
トライアル(英G3)で重賞初制覇。英ダービー(英G1)は3着だったが、続く愛ダービー(愛G1)でG1タイトルを手にした。
今年は
ドバイSC(首G1)から始動して
イクイノックスの2着に入ると、以降は欧州各国のビッグレースを転戦。7月には
サンクルー大賞(仏G1)を制したほか、前走の
凱旋門賞(仏G1)でも2着に入るなど、馬場やコースを問わず、安定感抜群の走りを見せていた。通算成績は13戦4勝(うち重賞3勝)。