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スクリーンヒーローが種牡馬を引退 父としてGI馬3頭を送り出す

  • 2023年10月11日(水) 13時22分
 08年のジャパンCを制したスクリーンヒーローが種牡馬を引退することが決まった。10日、繋養先のレックススタッドがホームページで退厩を発表した。

 同馬は父グラスワンダー母ランニングヒロイン、母の父サンデーサイレンスという血統。祖母は重賞4勝を挙げた名牝ダイナアクトレスで、重賞ウイナーのステージチャンププライムステージなど、近親には活躍馬が多数いる。

 06年11月に東京競馬場の2歳新馬戦でデビュー。単勝239.3倍の13番人気という低評価を覆して4着に健闘すると、デビュー3戦目となった07年1月の3歳未勝利戦で初白星。同年2月の3歳500万下で2勝目、08年8月の支笏湖特別で3勝目と順調に勝ち星を積み重ねていった。

 準OP昇級後は札幌日経OPオクトーバーSで連続2着に好走し、同年11月のアルゼンチン共和国杯を格上挑戦で制覇。続くジャパンCは単勝41倍の9番人気と伏兵の一角にすぎなかったが、ディープスカイウオッカらを下してGIタイトルを手にした。

 その後も活躍を続けたが、09年のジャパンC後に屈腱炎を発症したため引退、種牡馬入り。父としてはモーリスゴールドアクターウインマリリンと3頭のGI馬を送り出した。今後は生まれ故郷の社台ファームで余生を送る予定。現役時代の通算成績は23戦5勝(うち重賞2勝)。

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