ローズSを制した
マスクトディーヴァ(牝3、栗東・
辻野泰之厩舎)が、
秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)でGI初制覇を狙う。
マスクトディーヴァは父
ルーラーシップ、
母マスクオフ、母の
父ディープインパクトの血統。ここまで4戦3勝。1月中京の新馬が大外一気の差し切り。格上挑戦した
忘れな草賞は7着に終わったが、続く1勝クラスで2勝目をゲット。さらに前走の
ローズSを
JRAレコードで制し、重賞初挑戦初制覇を果たした。
ルーラーシップ産駒らしい大トビで、実績が示す通り、コーナーの大きな阪神外回りが合うイメージ。それだけに京都内回りへのコース替わりがカギとなるが、
リバティアイランドと未対戦の組では最有力といっていい存在だ。
ルーラーシップ産駒はこれまでに
JRAのGIを2勝。17年
菊花賞を
キセキ、22年
朝日杯FSを
ドルチェモアが制している。しかし、牝馬に限れば延べ26頭が出走し、17年阪神JFと18年
オークスの
リリーノーブルの2着が最高着順。ここで父に初となる牝馬のGIタイトルを届けられるか。成長著しい孝行娘の走りに要注目だ。