ローズS3着で優先出走権を獲得した
マラキナイア(牝3、栗東・
吉岡辰弥厩舎)が、
秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)でGIに初挑戦する。
マラキナイアは父
ジャスタウェイ、
母カウアイレーン、母の
父キングカメハメハの血統。母は10年の
ターコイズSの覇者。半兄
ステイフーリッシュは昨年のドバイゴールドCなど重賞を3勝。伯父の
ブラックホークは99年
スプリンターズSと01年
安田記念、伯母の
ピンクカメオは07年
NHKマイルCを制している。
ここまで7戦2勝。昨年6月に中京で新馬勝ちした後、3戦は勝利から遠ざかったが、3走前の1勝クラスで待望の2勝目をゲット。八ケ
岳特別の2着を挟み、前走の
ローズSでは川田騎手とのコンビで3着に入り、
秋華賞の優先出走権を獲得した。当時の勝ち馬
マスクトディーヴァとは少し差があるように感じるが、立ち回り一つでは上位食い込みがあっていい。
一族はGIで激走が目立ち、
ステイフーリッシュは17年
ホープフルSで8番人気ながら3着に健闘。
ブラックホークの
安田記念は9番人気、
ピンクカメオの
NHKマイルCは何と17番人気での戴冠だった。母系の後押しを受けて、
トライアルに続く上位進出なるか。穴党ならずとも要注意の存在となりそうだ。