春のクラシックを分け合った
ソールオリエンスと
タスティエーラが再び相まみえる。最後の一冠を手にするのはどの馬か。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■10/22(日)
菊花賞(3歳・牡牝・GI・京都芝3000m)
ソールオリエンス(牡3、美浦・
手塚貴久厩舎)は1月の
京成杯を圧勝してクラシックに名乗りを上げ、
皐月賞では4角17番手という位置から衝撃的な追い込みを決めて優勝した
キタサンブラック産駒。続く
日本ダービーでは1番人気に支持されるもクビ差の2着で涙を呑み、今回はその雪辱戦となる。
トライアルの
セントライト記念は2着も、これを使って上積みは十分。三冠最終戦奪取と
キタサンブラックとの父子制覇に期待したい。鞍上は
横山武史騎手。
タスティエーラ(牡3、美浦・
堀宣行厩舎)は
サトノクラウンの初年度産駒で、
皐月賞では
ソールオリエンスの豪脚に屈して2着だったが、
日本ダービーで接戦を制しGI制覇。今回はそれ以来の直行ローテで状態面が気になるが、調教で自己ベストを更新するなど成長を感じさせる動きを見せている。鞍上に名手J.モレイラ騎手を迎え、二冠制覇を狙う。
サトノグランツ(牡3、栗東・
友道康夫厩舎)は
トライアルの
神戸新聞杯で復帰すると、長く良い脚を使って差し切り勝ち。春の
京都新聞杯に続く重賞2勝目をあげた。馬のタイプからして長丁場が適する可能性は高そうで、11着に終わった
日本ダービーとは違う走りを期待できそうだ。なお、父
サトノダイヤモンドも16年の当レース覇者であり、勝てば父子制覇達成となる。鞍上は
川田将雅騎手。
その他、重賞はこれが初挑戦も目下4連勝中の
ドゥレッツァ(牡3、美浦・
尾関知人厩舎)、
日本ダービー3着馬
ハーツコンチェルト(牡3、美浦・
武井亮厩舎)、前走の
札幌記念など重賞で2着が4回ある
トップナイフ(牡3、栗東・
昆貢厩舎)、
神戸新聞杯で2着だった
サヴォーナ(牡3、栗東・
中竹和也厩舎)、同3着だった
共同通信杯勝ち馬
ファントムシーフ(牡3、栗東・
西村真幸厩舎)なども戴冠を狙う。発走は15時40分。