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【AI予想・菊花賞】3歳最強ステイヤー決定戦! 好走の鍵は前走の着順と位置取り

  • 2023年10月16日(月) 19時00分
 本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。

 今週の重賞競走は土曜日に富士S(GII)と日曜日に菊花賞(GI)が行われます。その中から京都競馬場で行われる菊花賞を取り上げます。まずは過去の傾向から。

 過去10年の菊花賞における、前走着順別の成績です。過去10年の菊花賞では前走3着以内の馬が9勝2着9回3着9回と圧倒的な成績を収めています。クラシック最終戦でレベルの高いメンバーが集まる事もあり、前走である程度の結果を残し能力の高さを示している事が重要と考えられます。

 一方、過去10年の菊花賞で、前走4着以下だった馬が菊花賞で3着以内に好走したのは3頭。この3頭は全て前走がGIIで4番人気以内の支持を集めており、且つ皐月賞日本ダービーで4着以内に好走した実績がある馬でした。前走で4着以下に敗れている馬に関しては、大舞台で上位争いできる能力がある事を証明している事が好走条件と言えそうです。

 続いては、過去10年の菊花賞での前走4角の位置別成績です。過去10年の菊花賞では前走4角10番手以内の馬が9勝2着8回3着9回と良績を残しています。過去10年の菊花賞は4角10番手以内の馬が10勝2着9回3着9回と好走する傾向にあります。長距離戦は後方から直線だけで一気に前を交わす競馬では好結果を期待しづらい事もありますので、前走である程度の位置からの競馬を経験している事が重要なのでしょう。

それでは早速ですが、今週の菊花賞でAIから導き出された月曜日時点での本命候補3頭をご紹介します。

◆春の実績馬か成長著しい夏の上がり馬か

サヴォーナ

 春は京成杯4着、青葉賞6着と賞金加算もしくはクラシックへの出走権を得る事が出来ずに皐月賞日本ダービーには出走する事が叶いませんでした。青葉賞後は休養に入り、7月の福島で行われた2勝クラスの信夫山特別へ出走し逃げ切り勝ちを収めます。前走は菊花賞トライアルの神戸新聞杯へ出走。道中はスローペースの中3、4番手を追走。直線では逃げたファントムシーフをとらえ、先頭に立ち重賞初制覇かと思われましたが、ゴール前でサトノグランツの強襲にあい2着。

重賞初制覇とはなりませんでしたが、春の重賞では馬券にすら絡めていなかった事を思えば、ひと夏を越しての成長は十分に感じられました。また、2走前の信夫山特別の走りから、前走のような瞬発力勝負よりもスタミナが活きる条件に高い適性がありそうですので、今回の京都芝3000mに条件が替わる事で更にパフォーマンスを上げる可能性があるので注目したいところです。

タスティエーラ

 皐月賞は先行勢が総崩れとなる流れ、馬場となりましたが、その中で4角手前あたりから早めに動く強気な競馬を見せます。直線では早々と先頭に立ち、一旦は完全に抜け出しますが、ゴール前でソールオリエンスの豪脚に屈し2着惜敗。それでも展開、馬場を考えると非常に優秀な内容だったと言える走りを見せていました。日本ダービーでは道中4番手を追走。直線に入っても手応え十分で残り400mあたりで仕掛けられると一気に加速。後続の追い上げを何とか凌ぎ日本ダービー馬の称号を手にし、世代トップの座に君臨しています。

 今回は芝3000mへの距離延長となりますが、これまでのレースぶりから折り合い面の不安は感じられませんので十分に対応してくれるはずです。日本ダービー以来の休み明けとなりますが、この中間はしっかりと乗り込まれていますので、仕上がりに不安はなさそうです。世代トップの能力は示していますので、力通りに走れば自ずと結果はついてくるのではないでしょうか。

ソールオリエンス

 デビューから3連勝で皐月賞を制した逸材です。その皐月賞では4角でほぼ最後方の位置取りから、直線では異次元とも言える末脚を見せて優勝しています。日本ダービーでは先に抜け出したタスティエーラをとらえる事は出来ませんでしたが、僅差の2着で能力の高さを示すには十分な内容を見せています。

 前走のセントライト記念では中団追走から2着。この時は外枠(8枠14番)を引いた事や、4角で内の馬が外へ張り出し距離のロスがあっての結果。ゴール前での脚色は際立っており、力負けと判断するのは早計で参考外と言えます。道中は折り合いよく走れていましたし、今回の芝3000mに対応可能なところは見せましたので、能力を出し切れば上位争いに加わってくる1頭ではないでしょうか。

 今回は以上となりますが、枠順確定後の週末版では枠番や調教時計、天候などが加味されます。現時点で浮上しなかった馬が急上昇する事もありますので、そちらも楽しみにお待ちください!

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