スマートフォン版へ

【菊花賞】皐月賞馬もダービー馬も「3冠馬枠」ソールオリエンスは14番、タスティエーラは7番

スポーツ報知
  • 2023年10月20日(金) 06時30分
◆第84回菊花賞・G1(10月22日、京都競馬場・芝3000メートル)

 3年ぶりに京都で行われる第84回菊花賞・G1(22日、京都)の出走馬と枠順が19日、確定した。東西の馬トク取材班が「有力馬の明暗」「展開利」「伏兵」をテーマに「枠トーーク」を繰り広げた。

明暗 勝率1位の大外枠はドゥレッツァ

 西山(以下、西)「関東の有力馬はそろって内枠をゲットできず。本紙泣かせの枠順になったなあ」

 松井(以下、松)「最も内めを引いたダービー馬タスティエーラで7番でしたからね」

 西「7番は05年ディープインパクト以来、勝ち馬が出ていないけど、そこは名手モレイラの手腕に期待といったところ」

 松「皐月賞馬のソールオリエンスは7枠14番。昨年の勝ち馬は14番でしたが、阪神開催だったので参考にしづらいですね」

 西「春2冠ともに内枠だったしね。平塚助手は『もうちょっと内でも良かったが、それは言ってもしょうがないので』と気持ちを切り替えていたけど。京都で行われた菊花賞では14番は11年のオルフェーヴルが最後か」

 松「23年ぶりの皐月賞馬VSダービー馬対決が、それぞれ3冠馬誕生の馬番というのはちょっと面白いですけどね」

 西「関東でもう1頭、人気になりそうだった4連勝中のドゥレッツァは大外17番。こちらも印を下げざるを得なかった」

 松「尾関調教師も『コース形態的に外枠はいいことはないかな』としぶい表情でした」

 西「尾関厩舎と言えば18年に出走したグローリーヴェイズも大外18番(5着)。ちょっと不運だね」

 松「ただ、すごいデータがあるんです。実は18頭立てになった87年以降の京都開催で、大外枠は勝率トップの11・8%。隠れ1位なんです!」

 西「それは意外。『長距離は騎手で買え』という格言もあるし、ルメール騎手なら思い切って◎を打つのもありだったかも」

伏兵 角田大河シーズンリッチで「ミラクル」

 イシゴー(以下、イ)「過去10年で最多4勝の3番枠はシーズンリッチが引き当てました」

 吉村(以下、吉)「印は回らなかったけど、がぜん激走の可能性が上がったと思う」

 イ「栗東で調整している関東馬ですが、折り合い面で進境が見られるようですね」

 吉「1週前追い切りでメンコ(覆面)を着用した効果がてきめん。またがった角田河騎手は『すごくリラックスできていました』と声が弾んでいたくらい」

 イ「1800メートルで重賞を勝っていますが、スタミナは豊富。前に馬を置いて運べそうな枠も理想的に映ります」

 吉「父の角田調教師は騎手時代の02年に10番人気のヒシミラクルで勝利。タイプは全く違うけど、うまくさばいて来られれば、息子もミラクルを起こすかもしれんよ」

展開利 逃げる3頭の後ろにつけるサヴォーナ

 吉村(以下、吉)「逃げ候補は内寄りの枠も良さそうなパクスオトマニカリビアングラスあたりかな?」

 イシゴー(以下、イ)「そうでしょうね。トライアルで逃げたファントムシーフはその後ろくらいかと」

 吉「3番手以下はそんなに速くなりそうにないね。狙いは4〜5番手でじっとしていられる馬なのでは」

 イ「そこで狙いたいのがサヴォーナです。神戸新聞杯は逃げ馬の後ろを確保。惜しい2着でした。長丁場の経験が豊富なのも魅力。再現があるとみています」

 吉「同感。レースぶりに自在性が出ているもんね。これも真ん中の8番枠は絶好だと思う」

 イ「サトノグランツと頭差なのに、今回もあまり人気がなさそう。積極的に買いたい馬です」

スポーツ報知

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す