スマートフォン版へ

【富士S】ナミュール 復活レースレコードV!“モレイラ・マジック”で重賞2勝目

スポニチ
  • 2023年10月22日(日) 05時16分
 G2「第26回富士S」(1着馬にマイルCS優先出走権)が21日、東京競馬場で行われ、1番人気ナミュールが勝利。勝ちタイムの1分31秒4はレースレコードで、22年チューリップ賞以来の重賞2勝目を飾った。鞍上のジョアン・モレイラ(40=ブラジル)は短期免許初日からいきなりの重賞Vとなった。

 惜敗続きの素質馬に約1年半ぶりの勝利をプレゼント。この日から短期免許で騎乗したモレイラは、ナミュールの馬上で満面の笑みを浮かべた。「初日から勝つことができてうれしい。午前中はなかなか勝つことができなかったが、これでビッグスマイルで帰れます」。世界的名手の強烈な先制パンチだ。

 勝負どころの直線。やや進路を見つけにくい形となる。スムーズさを欠いた春のG12戦(ヴィクトリアM7着、安田記念16着)の再現か。しかし、眼前に開けた1頭分のスペースに“マジックマン”の合図でねじ込む。瞬時の加速で一気に馬群から抜け出した。モレイラは「余裕があったし(ゴールまで)もっと距離があっても負けなかったと思う。VTRで見るよりも素晴らしい瞬発力を持った馬」と相棒を称賛した。

 昨年はオークス3着、秋華賞2着と中距離の牝馬G1で活躍したが、やはりマイルは切れる。今後について高野師は「対応できる(距離の)レンジは広いと思う。そこも含めて選択肢は多いので考えたい。いい馬なのでなんとかG1の勲章を」当然、この日コンビを組んだ名手の動向もポイントとなるだろう。

 菊花賞ではダービー馬タスティエーラと初コンビを組むモレイラ。「これからいい馬にたくさん乗せてもらうことになると思う。勝てるように頑張りたい」と自信満々。秋シーズンのJRAで騎乗するのは18年以来。5年ぶりの“モレイラ旋風”到来を告げるVだった。

 ◆ナミュール 父ハービンジャー 母サンブルエミューズ(母の父ダイワメジャー)19年3月2日生まれ 牝4歳 栗東・高野厩舎所属 馬主・キャロットファーム 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績12戦4勝(重賞2勝目) 総獲得賞金2億5319万1000円 馬名の由来はサンブル川とミューズ川が合流するベルギーの都市。母名から連想。

スポニチ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す