10月24日(火)、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで今年生まれた当歳馬と繁殖牝馬を売却する「ノーザンファームミックスセール 2023」が開催された。

　午前10時30分からスタートした当歳セッションは上場頭数は44頭で、44頭(牡22頭、牝22頭)を売却。100％の売却率で、総額15億2800万円(税別)を売り上げた。平均価格は3473万円(税別)。

　最高価格はファインルージュの半弟「パシオンルージュの2023」(牡、父エピファネアイア)でKYカンパニーが8400万円(税別)で落札した。

　牝馬では母に米国G1優勝馬を持つ「マースの2023」(牝、父コントレイル)と、フローラS3着の母を持つ「アウェイクの2023」(牝、父モーリス)、そして母に豪G1MRC1000ギニー優勝馬を持つ「アンフィトリテIIの2023」(牝、父キズナ)の3頭が6200万円で並んだ。「マースの2023」と「アンフィトリテIIの2023」はエムズレーシングが、「アウェイクの2023」は宮崎俊也氏が、それぞれ落札している。

　セール終了後、吉田俊介氏は「ミックスセールの当歳セッションは昨年からスタートしたばかりの新しい市場。今年も、たくさんの人に注目してもらえるような、バラエティに富んだラインナップを提供させてもらった。たくさんの人に参加いただき感謝したい。昨年の取引馬たちは順調に育成されており、これらが競馬で結果を出してくれるようになればさらに注目される市場になると思う」と今後の期待感を口にしていた。