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【天皇賞・秋】(7)イクイノックス 幸運枠からG1・5連勝へ!木村師「与えられた枠で頑張るだけ」

スポニチ
  • 2023年10月27日(金) 05時30分
 レース連覇&G1・5連勝を狙うイクイノックスは、今年も「ラッキー7」に入った。G1初制覇を飾った昨年と同じ馬番。海外G1初制覇を飾った3月のドバイシーマクラシックも7番(ゲートは6番)だった。レーティング世界1位の馬を管理する木村師は「与えられた枠順で頑張るだけです」といつもと変わらないコメントで対応したが、吉兆枠なのは間違いない。

 1984年に天皇賞・秋が2000メートルで行われるようになって以降、7番枠は【4・5・3・27】で連対率23%は馬番別最高。4勝は4、8番と並んで最多勝と秋の盾における最強馬番でもある。ちなみにイクイノックスの父キタサンブラックが、17年に優勝した際も7番だった。鞍上は令和の盾男・ルメール。天皇賞・秋は18〜20年の3連勝を含め、過去5年で4勝。最も頼りになる男が「勝つ自信はあります」と口にするだけに、死角はなさそうだ。

 イクイノックスの現在のJRA獲得賞金は10億3029万8000円。天皇賞・秋の優勝賞金2億2000万円を加えれば、10位のコントレイル(11億9529万4000円)を上回り、トップ10入り。また海外(ドバイ)も含めた総獲得賞金でもオルフェーヴル(15億7621万3000円)を上回る歴代6位となる。木曜は最終追いを普段通りに消化した翌日とあって、南ダートコースで軽めに脚慣らし。朝日に照らし出された青鹿毛の馬体は、神々しさすら感じさせた。吉兆枠から世界ランク1位の脚を見せつける。

 <どの枠が有利か>東京芝2000メートルはセオリーからいけば内枠有利&外枠不利だ。スタートから2角までが短く、カーブがきついため、外枠の逃げ&先行馬は内に入りづらい。逆に内枠の差し馬は2角までをいかにゴチャつかずクリアできるかがポイント。今年は11頭立てと頭数が落ち着いた。例年ほど内外で有利不利はないだろう。なお、天皇賞・秋の11頭立ては芝2000メートルとなった84年以降で最少頭数。

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