週末の夜にすっかりお馴染みとなったYouTube生配信『てっちゃんのSAGAリベンジャーズ』。佐賀競馬の開催日は毎日夕方5時頃(変動あり)から元
JRA騎手の佐藤哲三さん、厩務員の娘・優希乃さん、日替わりゲストの3名が21時前の最終レースまで競馬を楽しみつくす。
番組開始当初からアシスタントとして明るく盛り上げる優希乃さんは、父が元
JRA厩務員で、
ユキノビジンを担当していた。自身の名前の由来ともなった
ユキノビジンの産駒は、競走馬を引退した後も応援し続けるなど、馬が大好きだ。パドックで競走馬が可愛い仕草を見せると、「あー、可愛いっ」と生配信中にもかかわらず画面に向かって喋りかける一幕もあるほど。
そんな優希乃さんも出演する『てっちゃんのSAGAリベンジャーズ』の大きな特徴は、チャット欄の温かさ。哲三さんが「佐賀競馬に遊びに来ている感覚で、チャット欄のみなさんと一緒に楽しみたい」というモットーを掲げており、驚くほど平和で居心地がよくなっている。優希乃さんもこう話す。
「チャット欄に『佐賀競馬は初めてです』というコメントが来ると、それが合図になってみんなが『いらっしゃい』『仲間だよ』って盛り上がっていくんです。私たちもその日の馬場傾向やどの騎手が調子がいいかなど、チャット欄の方々と情報交換をさせていただいています」
実際に競馬場に行くと、初心者の友人にレクチャーしたり、パドックで隣になったベテ
ランファンと話が弾んだりするが、まさにそれがYouTube上で繰り広げられているのだ。
「難しいけど頑張ろうね」というコメントもあるらしく、たしかに佐賀競馬は圧倒的1番人気が勝つ一方で、2、3着には人気薄が入ることもあり、馬券の組み立てにはひと工夫必要だ。すっかり佐賀競馬通となった優希乃さんも現在の馬券
スタイルに至るまで色々とあった。
「最初の頃にチャット欄の皆さんから『3連複5頭ボックス(10通り)がいいよ』と教えていただいたり、3連複軸1頭流しをしていたんですけど、だんだん買い目を絞れなくなっちゃって、いまは3連複フォーメーションを組んでいます」
1列目には軸となる1頭を、2列目は人気やパドック解説を参考に2〜3頭、3列目にはそれらにプラス3〜4頭加えると、15通り前後に点数を抑えることができる。3列目には7頭ほど選べるのだが、これが軸1頭、相手7頭だと21通りに増えてしまうので、堅い決着も多い佐賀競馬では人気薄を抑えつつも点数を絞ることができるのだ。
さらに優希乃さんならではの工夫がもう一つ。
「最近、“あえて1番人気を2列目にしたくなる病”にかかっているんです(笑)。そうすると、ガチガチ人気が来なくてオッズが跳ね上がった場合でも狙うことができます」
堅い配当も、美味しい高配当も両方狙える馬券となっているのだ。
さて、先日は
大井競馬場と
門別競馬場でJBCが開催され大いに盛り上がったが、来年は
佐賀競馬場で初めてJBCが行われる。
「配信は全国どこからでも見ていただくことができます。『この配信、面白いから佐賀競馬を買ってみようかな』というきっかけになると嬉しいです」
(文・大恵陽子)
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