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【東京スポーツ杯2歳S】4番人気シュトラウスが折り合い改善で重賞初制覇 モレイラ騎手は今秋早くも重賞4勝目

スポーツ報知
  • 2023年11月19日(日) 06時15分
◆第28回東京スポーツ杯2歳S・G2(11月18日、東京競馬場・芝1800メートル、良)

 第28回東京スポーツ杯2歳S・G2は18日、東京競馬場で行われ、単勝4番人気のシュトラウスが直線で抜け出し、後続に1馬身半差をつけて重賞初制覇を飾った。手綱を執ったジョアン・モレイラ騎手(40)=ブラジル=は今秋、JRA重賞4勝目で、武井亮調教師(42)=美浦=はJRA重賞初制覇だった。

 雄大なストライドで府中の直線を堂々と駆け抜け、シュトラウスが初タイトルを手にした。序盤はやや行きたがるそぶりを見せたが、モレイラがなだめて3番手で徐々に折り合う。抜群の手応えで直線を迎え、ゴーサインが出されると力強いフットワークに切り替わり、後続の追い上げを許さない完璧な立ち回り。前走のサウジアラビアRCは伸び脚が鈍り3着だったが、折り合いに進境を見せ、進化を示した。

 今秋の短期免許で早くも重賞4勝目となった名手は「前半はコントロールしにくいところがあったけど、前の2頭が速いペースで先導してくれて助かりました。すごく能力が高いし、将来性もあります」と素質を認めた。

 武井調教師は「ジョッキーがうまく乗ってくれたし、前回、クリストフ(ルメール)が(馬の)後ろで我慢させてくれたことも今回に生きた」と、敗戦を糧にした勝利を喜んだ。開業10年目で初のJRA重賞制覇には、「リエノテソーロで交流G1(16年全日本2歳優駿)を勝っているし、意識はしていなかったけど、これで話が出なくなるのは良かった」と苦笑していた。

 母ブルーメンブラットが08年マイルCSを制しているモーリス産駒の歩む先はマイル路線か、クラシック街道か。次走は未定だが無敗3冠馬コントレイルや国内外G1・5連勝中イクイノックスなど、のちの名馬が数多く勝ってきた出世レースを制し、さらなる飛躍へ視界良好だ。(松井 中央)

 ◆シュトラウス 父モーリス母ブルーメンブラット(父アドマイヤベガ)。美浦・武井亮厩舎所属の牡2歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算3戦2勝。総獲得賞金は5390万2000円。重賞初勝利。馬主は(有)キャロットファーム。

スポーツ報知

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