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母に米G1馬持つインクルージョン 好時計で仕上がりアピール/関東馬メイクデビュー情報

  • 2023年11月27日(月) 18時00分
 今年の東京開催が幕を閉じ、今週からは師走の中山開催がスタート。メイクデビューは土日で計4鞍の番組が組まれている。チャンピオンズCデーの中京にも東の素質馬がスタンバイしており、それぞれのデビュー戦に注目だ。

【12月2日(土) 中山芝1200m】

キングズブレス(牡、父Kingman、母Impede、美浦・木村哲也厩舎)

 伯父のReefscapeは仏G1馬(カドラン賞)。その他、近親に欧州の重賞ウイナーが並んでいる。「性格は真面目だけど、気持ちのコントロールに難しさがある。そこを上手に持っていきたい。適性は短い距離に向くと思います」と木村哲也調教師。鞍上はW.ビュイック騎手が予定されている。

【12月2日(土) 中山ダート1800m】

ペクトラル(牡、父アルアイン母マチカネタマカズラ、美浦・中舘英二厩舎)

 Kingmambo産駒の母はダートで2勝を挙げ、GIII・クイーンC3着と芝での好走歴もある。兄姉にはアンダープロット(現3勝)やホウオウパフューム(通算3勝)などがおり、芝でもダートでも走れる一族だ。「乗りやすいし、楽に動く。操縦性が良く、距離には融通が利きそう。馬格もあるし、ダートは合うと思います」と中舘英二調教師。鞍上はT.マーカンド騎手が予定されている。

【12月3日(日) 中山芝2000m】

クリスマスパレード(牝、父キタサンブラック母ミスエリカ、美浦・加藤士津八厩舎)

 米国産の母は札幌の芝1500mで勝ち上がった。現3歳の半姉ミスヨコハマ赤松賞(2歳1勝クラス)を勝っている。先週(23日)の追い切りはウッドチップコースで6F84.0-66.6-51.5-37.2-24.0-11.8をマークした。「気性的に難しいところがあるけど、モノは良さそう。距離には融通が利くと思います」と加藤士津八調教師の感触は上々だ。

レッドラウル(美浦・国枝栄厩舎、牡、父キズナ母サークリングII、母の父ガリレオ)

 3歳上の半姉プリペアードは芝1800mで勝ち上がっている。先週(22日)の追い切りはウッドチップコースで6F84.4-67.1-52.4-37.6-24.0-11.8をマークした。「しっかりと追ってもらったけど、まずまずの動き。大型馬でパワータイプの印象もあるけど、動きには重たさがない。まずは芝から使ってみます」と国枝栄調教師。鞍上は横山和生騎手が予定されている。

【12月3日(日) 中京芝1400m】

インクルージョン(牡、父ハーツクライ母インクルードベティ、美浦・堀宣行厩舎)

 母は米G1馬(マザーグースS=ダート8.5F)。現4歳の半姉ワイルドベティはダートの中距離で2勝している。ゲート試験は6月末に合格。その後は牧場(ノーザンファームしがらき)で乗り込み、心身の成長を促した。10月末に再入厩。しっかりと調教の本数を重ね、先週(23日)はウッドチップコースで6F83.5-66.0-50.4-36.1-23.0-11.3の好タイムを出した。仕上がりは順調そうな雰囲気だ。鞍上はJ.モレイラ騎手が予定されている。

(取材・文:竹之内元)

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