◆ウィップスティッチ(30日・安里)

　水曜の追い切りでシカゴスティング(阪神JFに出走予定)に食い下がったウィップスティッチ(牝2歳、栗東・庄野、父スワーヴリチャード、母メンディド)は、阪神芝1600mの新馬戦(12月10日)でデビュー予定。「まだ器用さに欠けるが、2週続けてまずまずの時計が出ている。先々良くなりそうな馬」と師は素質を感じている。

◆ファイトユアソングの2021(30日・石渡)

　ファイトユアソングの2021(牡2歳、美浦・伊藤圭、父アジアエクスプレス)が美浦に入厩。本日、坂路を軽めのキャンターで登坂。まだ全体的に緩さが残るものの、力感十分のフットワークは好印象。今後の動向に注目したい。

◆スプリングノヴァ(30日・城谷)

　新馬→サフラン賞を連勝したスプリングノヴァ(牝2歳、栗東・鮫島)が、来週の阪神JF(12月10日・阪神、芝1600m)に向けて栗東CWで1週前追いを消化。初コンビとなる和田竜を背に6Fからゆったりとスタートし、直線で併せてきた古馬を楽々と退けて3馬身先着。6F83秒7-38秒0-11秒6(馬なり)をマークした。小柄な馬体に見合わぬ力強いフォームで駆けており、久々を危惧する必要はなさそう。次週はゴール前の反応を確かめる程度で十分なほど馬体も仕上がっている。

◆アスコリピチェーノ(30日・浜口)

　来週の阪神JF(12月10日・阪神、芝1600m)へ向けて、栗東入りして調整されているアスコリピチェーノ(牝2歳、美浦・黒岩)。この日は栗東CWで併せ馬を行い、6F79秒3-11秒4(一杯)の好タイムで併走馬に先着した。道中の運び、反応ともに滑らかで追い切りに駆けつけた北村宏Jとの息もぴったり。いい状態で本番へと向かえそうだ。

◆オールデュスヴラン(30日・竹村)

　未勝利戦を快勝したオールデュスヴラン(牡2歳、栗東・池江)がこの日、栗東CWで追い切りを行った。3頭併せの内につける内容だったが、直線は鋭い反応を見せて最先着。6F81秒0-11秒6の好タイムをマークした。デビュー前から水準以上の動きはしていたが、実戦を使いつつ仕掛けてからの加速力はさらに増してきた印象。次走のエリカ賞(12月9日・阪神、芝2000m)でも大いに注目したい。

◆ナスティウェザー(30日・常木)

　10月京都のなでしこ賞で2勝目を挙げたナスティウェザー(牡2歳、美浦・加藤征)は、すでに選出されている全日本2歳優駿(12月13日・川崎、ダート1600m)へ向かう。

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提供：デイリースポーツ