名牝系出身のセントオブシン(牝2、栗東・高野友和厩舎)が、日曜阪神5Rの2歳新馬(芝1600m)で新馬勝ちを狙う。

　セントオブシンは父ドゥラメンテ、母シンメイフジ、母の父フジキセキの血統。母は09年新潟2歳Sと10年関東オークスの覇者。祖母レディミューズは00年チューリップ賞の2着馬。そして曾祖母シンコウラブリイは93年マイルCSなど重賞6勝を挙げた名牝だ。一族にはハッピーパスやムイトオブリガード、ロードマイウェイなど活躍馬がズラリと並ぶ。

　ここまで坂路中心に乗り込まれ、目立った時計こそマークしていないが、攻め量は十分といえる。ショウナンパンドラやレイパパレ、スタニングローズにナミュールと、とりわけ牝馬に強い高野厩舎の所属。母と曾祖母が新馬勝ち、祖母が同じく2着と、早い時期から力を出せる母系でもあるだけに、デビュー勝ちを期待したい。